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食事でケガを予防しよう

こんにちは!tsukikoです!
管理栄養士として、
ダイエットサポートや栄養指導の仕事をしています。

バレエダンサーやアスリートの活動において、
ケガ予防は基本中の基本ですよね。

ケガは一度起きると再発することもあるうえ、
治るまで思うような練習が行えないばかりか、
本番に出られなくなってしまうということもある
からです。

運動や動作の過程で避けられないケガはもちろんありますが、
食事によってもケガの予防をしておく必要があります。

食事と大きな関係があるケガといえば疲労骨折が挙げられます。
疲労骨折とは、運動などによって骨に小さな力が繰り返し加えられることにより、
骨に細かいヒビが入り、進行すると骨折につながってしまうというケガです。

初期には運動時以外は痛みがおさまったり明らかな外傷が少なかったりするため、無理をして進行しやすいといった特徴があります。

バレエダンサーの疲労骨折は特に足回りに起こることが多いのですが、
オーバーユース(使いすぎ)や、
身体の使いかた・重心のかたよりなどの癖が原因となっている以外に
食習慣が要因の一つとなっていることも多いようです。

以下のような栄養素はしっかりと摂れているでしょうか。
チェックしてみてください。

骨密度の低下を防ぐ栄養素

カルシウム不足やビタミンDの摂取不足(日焼けを気にしすぎて日光にあたっていない場合もビタミンDが不足しやすくなります)、
骨の材料となるたんぱく質の適量摂取などはいうまでもありませんが、
たんぱく質代謝のためのビタミンB群ビタミンC
骨の形成に関係するマグネシウムビタミンKなども不足なく摂りたい栄養素です。
その他、大豆に多く含まれているイソフラボンは、
骨からのカルシウム溶出を抑えるといわれており、
こちらも積極的に摂ることが望ましいです。

筋力不足を防ぐ栄養素

身体を引き上げる筋肉が不足していたり、
バランス悪く偏ったりしていても疲労骨折に繋がります。
たんぱく質は毎食適量摂るのがベスト。
摂りすぎても少なくても良くありません。

たんぱく質代謝に欠かせないビタミンB群も
一緒に摂りましょう。

また、たんぱく質はしっかりと摂っているのに・・・、という場合でも
糖質制限などによりエネルギー不足となっていると、たんぱく質がエネルギー源として使われてしまい、筋肉不足につながりやすくなることが指摘されています。
たんぱく質は糖質と一緒に摂ることで筋肉への合成が促進されるともいわれています。

運動による消費エネルギーや成長に見合った量のエネルギー摂取

特にバレエダンサーは体重を気にするあまり、
エネルギー摂取を低く抑えすぎる傾向にあります。
摂取エネルギーが不足すると、
筋肉を分解してエネルギーに変換すると同時に、
骨の材料となるたんぱく質も不足してしまいます。

さらに、女性のバレエダンサーの場合、
ホルモンバランスが乱れて骨密度の低下から
疲労骨折につながりやすくなります。

バレエダンサーのエネルギー摂取量は
エネルギー消費量と同等か、
ダイエット中でも少し減らすくらいにしておく
ことが望ましく、
明らかなエネルギー不足は健康を害すると同時に
バレエのパフォーマンス低下の原因となります。

ケガはしないにこしたことはありません。
予防のためにも食事からのアプローチは有効といえるでしょう。
特に疲労骨折を繰り返してしまう人は、
食事を見直しみることもおすすめします。

バレエダンサーの栄養サポートを行っています。
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