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音楽と家族と未来と

CODA(コーダ)という言葉を知らなかった。

Children Of Deaf Adults 
耳の聴こえない両親に育てられた子ども


CODAの高校生が主人公の映画「コーダ あいのうた」


素直にいい映画だろうなと思えたし、
アカデミー賞3部門ノミネートでもしかしたら、、
というミーハー心にも押されて映画館へ。



主人公のルビーの置かれた環境とは違えど、
進路に悩む姿、家族との関係
きっと多くの人が近しい体験をしてきたと思える数々のシーン

人は同じでみんな違う

明るい家族、愛し合う両親、いつもそこにある愛情

閉じている家族、健聴者の娘を通じてつながる社会

何でも話せる大切な友達

異質な者を排除する集団



物語は少しずつ、家族とルビーが前へ進んでいく姿を描いていく。
迷ったり、悩んだり、傷ついたりしながら。

ルビーと母ロッシが話しているシーン
ずっと知りたかったけど、怖くて聞けなかったであろうこと
耳の聴こえる娘が産まれたときの母の気持ち
ルビーの耳が聴こえると知ったとき
「理解しあえないかもしれない」と思ったことを語る母

あまりに正直な、耳の聴こえない母の言葉が
かえって娘への愛情を感じささせる。

抱き合うふたり

自分と違うことは、ときに不安だけれど
その不安を越えて人はわかり合える。


娘が所属する合唱クラブのコンサート
耳の聴こえない父は、観客の反応を通じて
娘の歌のパワーを感じている

他者によって見える世界がある、ということ。

ラストは閉じていた家族が少しずつ外と繋がって、
異質と思っていた者同士も理解、尊重し合えるはず、
という希望

こんな時だからこそ、観てよかったと思えた映画だった。

ルビーと同じ年頃だった自分や家族を思い出しながら、
気分はオムライス
ということで、珈琲西武へ。

珈琲西武のオムライス

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