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稼げる農業経営のススメー目次

はじめに
 農業は本当に儲からない?
 農業が若者が就きたい職業になるために
 生産性の向上を目指す

第1章 地方創生としての農政改革
1 国の政策全体における農政の位置
 農政の基本理念の中心は「農業の持続的な発展」
 施政方針演説にみる農政の位置づけ─農政は地方創生の重要な要素
2 地方創生の考え方
 「地方消滅」から「まち・ひと・しごと創生」へ
 まち・ひと・しごと創生の基本的考え方と基本方針─しごとを起点に五原則で
 地方にしごとをつくる─ポイントは地域資源活用型産業
 若者の求める仕事の3つの要素
 地方の生産性向上で日本の衰退を止める
 若者の減少に歯止めがかかった地域の4つの特徴
3 地方創生としての農政改革
 「自立性」「将来性」を重視した生産性向上による所得向上
 「作業」から「経営」へ─社会経済構造の変化をつかむ

第2章 ホワイト化視点からみた現在の農業の実態
1 農業を担っている経営体の実態
 他産業との所得比較
 農業産出額の6割は販売金額3000万円以上の経営体によっている
2 若者の農業への就業の実態
 若い世代の農業従事者は増加中
 農家出身でない新規就農者が増えている
 就農5年後に7割が年間キャッシュフロー250万円以上
3 産業としての農業の実態
 農業総産出額は2015年以降増加基調
 規模拡大と生産性の関係
 農業参入企業の明暗─参入前の業種で異なる課題
 植物工場はほとんどが苦戦
 生産技術・販路・コスト管理をトータルでみる
4 よく指摘される農業の負の側面について─農業従事者数の減少、耕作放棄地の増加
 農業従事者の4割は10年後までに高齢によりリタイアする
 農村地域の維持には雇用の創出が必要
 農林漁業の付加価値は低下傾向
 農村地域の資源活用型産業に新たな機運
 若者の農村起業─農業中心の「半農半X」には稼げる農業経営が必要
 耕作放棄地の拡大防止はホワイト化した農業経営体の確保から
5 事業承継の実態
 認定農業者でも3割しか後継者が決まっていない
 経営改善のための投資をする農業経営体には後継者がいる
 農業労働力不足への対処もホワイト化から
6 ホワイト化視点からみた現在の農業の実態のまとめ
 ありがとうの声が聞こえる産業に
 農業の実態のポジティブな側面にも光を

第3章 ホワイト化のための農業現場の具体の取組み
1 付加価値の向上のための取組み
 ブランド化、安定供給、変化対応、需要創造のための六次産業化
 ブランド化1 本質は差別化(除外と差の訴求)
 ブランド化2 高級イメージ確保(パッケージデザイン)
 ブランド化3 農村にお客様を呼び込む(観光農園、農家レストラン、農泊)
 供給の安定化1 一次加工による出荷調整
 供給の安定化2 通年雇用
 需要変化への対応1 消費者の声を聞き消費者に情報を伝える
 需要変化への対応2 販路を複数持つことで需要変化リスクを軽減
 需要創造1 農業サイドから新しい需要を創る
 需要創造2 海外市場の開拓
2 コスト削減のための取組み
 コスト削減は財務分析によるコスト構造の把握から
 減価償却費の削減─経営戦略に裏付けられた設備の効率利用
 材料費の削減─農家と資材メーカーの協働
 畜産における材料費の削減─飼料と衛生管理
 労務人件費の削減─安い労働力は解決にならない
 労務人件費の削減+人手不足対策としてのロボット化
 製造業の手法やIT管理ツールを導入した作業工程の管理・改善
 燃料動力費の削減─再生可能エネルギーの導入
3 ワークライフバランスのための取組み
 職員が誇りを持ち、働きやすい職場
 女性活躍
4 若手の育成のための取組み
 農業法人経営体が次世代人材を育成
 若者に活躍の場を与える─早期計画的な経営継承
5 ホワイト化のその先に
 大量リタイアの先を見据えた農業の持続的発展のポイント
 企業化を目指す経営体もその地域の中にあればこそ

第4章 農業のホワイト化のための日本政策金融公庫の取組み
1 日本政策金融公庫農林水産事業について
 農林漁業のための唯一の政策金融機関
 農業の動向と符合する公庫農業融資─農業経営体の経営発展に重点を置いて伸長
2 農業のホワイト化のための公庫の取組み
 持続的な発展を支えるリスクを取った積極的な融資
 アドバイザー、商談会、輸出支援、情報提供の実施
 農業者に伴走型で支援するコンサルティング融資活動を本格化
 農業経営の発展のため国の重要政策と連携
 事業承継問題の解決策は、経営資源承継とホワイト化の同時並行
3 コロナ禍における公庫の取組み
 新型コロナウイルス感染症への対応
 コンサルティング融資活動をフル回転へ
 ポストコロナへの対応1 デジタル化、農産物輸出拡大
 ポストコロナへの対応2 ホワイト化の加速化

第5章 持続的に発展する農業の未来―ホワイト化から「風の谷」へ
1 農業の持続的発展のために
 環境面の持続性も必要に
 温室効果ガス排出削減のための地域循環型経済─再エネ導入、耕畜連携
 遅れている生物多様性維持の取組み─農薬・化学肥料の使用量削減
 有機米給食による地域ブランディング
 地球環境への負荷の軽減に向けて金融も動き出している
 農業は本来それ自体ESGの取組み─社会的持続性でよりソーシャルな存在へ
2 持続的に発展する農業の未来
 新型コロナウイルス感染症の感染拡大が速めた社会変化のスピード
 ホワイト化から「風の谷」へ

おわりに
参考文献

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