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小さな学校の時代がやってくる―目次

刊行に寄せて 吉田敦彦/竹内延彦
まえがき

第1部 小さな学校は素晴らしい Small School is beautiful.

第1章 小さな学校ではみんな生き生きしている
デンマークの小さな学校
子どもは幸福でなければならない/子どもの自己肯定感を高めることが大切
小さな学校の子どもたちは主体的である
自己肯定感が高い/相手を思いやる/異年齢集団で群れて遊ぶ
生き生きと自分を表現する/コミュニケーション能力が高い
トピック1 世界のオルタナティブ教育
小さな学校での学習は効果的である
自分の意思で学ぶ/子ども同士で学び合う/教師は子どもの学びを支援する
小さな学校は自立的で協働的な人を育てる
実践能力が高い/自治能力が高い/自己実現的な生き方を選ぶ
トピック2 フランスとオランダの自由学校
小さな学校もいろいろある
フリースクールとオルタナティブスクール/日本のフリースクールの現状
法的な認知と公費助成が課題

第2章 一人ひとりの学びを大切にする教育
日本にも個別教育の長い歴史がある
近世における庶民教育/明治における近代学校の創設
大正デモクラシーの新教育運動と自由学校の誕生
トピック3 百年続いた日本の自由学校
公立学校での個性化教育の試み/ゆとり教育の推進と学力低下問題
主体的・対話的な深い学びの推進
21世紀に求められる教育
21世紀に必要なコンピテンスとは/子どもの主体的で深い学びを促進する方法
子どもも大人も幸福と感じる学校/弾力的なクラス編成と多様なカリキュラム
テストによらない学習評価の方法

第2部 小さな学校は可能である Small School is possible.

第3章 教育に多様な選択肢を持とう
多様な学校が必要な理由(わけ)
すべての子どもの学ぶ権利を保障する
これから小学校に入ろうとしている子どもの保護者のニーズがある
グローバル化する社会に適応できる人材育成のニーズがある
過疎地域では小規模学校を存続させたいというニーズがある
教育には民主的で自立した市民を育てる使命がある
多様な学校ができない理由(わけ)
制度の壁/ステークホルダーの壁/社会通念の壁
学校のサイズが問題
学校の適正規模/一クラスの適正な人数
民主的な学校運営が大切

第4章 もう一つの学校制度を構想する
海外の多様な学校制度
デンマークのフリースコーレ/アメリカのチャータースクール
アメリカのスモールスクール運動/韓国の教育改革運動と代案学校
トピック4 韓国における小さな学校運動
台湾の教育改革運動と実験教育
トピック5 台湾の実験教育制度
日本の教育はどこへ向かうのか
包括的教育をする学校(インクルーシブスクール)
全人的総合的教育をする学校(ホリスティックスクール)
特色ある教育をする学校(マグネットスクール)
グローバル教育をする学校(グローバルスクール)
学校を変える2つの方略
短期的な方略─学校教育法の下で可能な方法を探る
トピック6 多様な学びを保障する法律づくりの運動
長期的な方略─現在の学校教育とは別の学校体系をつくる
公立でも私立でもない新しいタイプの学び場を構想する
第1類型 民間学習支援センター(ラーニングセンター)
第2類型 小規模実験学校(スモールスクール)
もう一つの学校制度「スモールスクール」の提案
なぜこの法律が必要なのか/スモールスクール制度の仕組み
スモールスクールの特徴/モデルスクール

第5章 構想の実現に向かって
この構想を実現するために必要なこと
構想案の多角的な検討/構想の法制化に向けての運動
法案づくりをする組織/スモールスクール化を推進支援する組織
スモールスクールの教育効果に関する実証的研究
民主的でフラットな学校運営組織/学校同士の連携組織

むすび
あとがき

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