20171211uta

太陽から剥がれ落ちた殻をせしめる僕は
ちんけなヤドカリ

カラカラに乾いた神様は砂漠の中に
すっかり溶けてる

砂にまかれた火薬を 拾い集めてきたのは
誰かの傷を作るんじゃなく 僕が進むためだった

過ぎていった
足元の空はきっと
『青』なんて 一文字じゃ
語り足りないはずなんだ

一度切った
『希望的』なんて都合の良いカード
嫌いだろう けど
今は抱えて行こう

再出発のチケットを抑えられても
行きたい所ないし

愛するために探してた両性具有の天使は
彫刻に戻る

正義の礫は結局 なんのために投げられた
いずれにせよ 明日の夢は 今日のごはんに消えていった!

壊れていた
相対する感情
脚注しても 邪魔するんだ
BackSpaceだって効かなくって

石の色した
「会いたい」って感情も
傷つけてまで 投げたくない
そう 想うほどに 忘れていた

駆け抜けた風は
足をすくうため吹いたんじゃないよ

君らしさ
探しても 埋まらないから
10字3行の空欄に
記したくなんてないだろう

一度切った
『希望的』なんて都合
の良いカード 嫌いなんだ けど
今は抱えて行くよ


どれほど悲しみに包まれた人間に囲まれていても、
我々は笑いをかみ殺しながらでなければ死者を弔えないのです。


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