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シンセ日記

セッションがあった。今回はDEEPMINDを持っていった。

普段の練習も両手弾きメインなので、Poly Dを出す機会があまりない。しかし、Poly Dを触ったことで気持ち的な影響は出てきていて、

1.複雑なエディットへの関心が薄れた
2.「太い音」幻想が薄れた

「聞いたこともないような変な音」に憧れる気持ちが薄れて、定番の「シンセらしい音」をぱっと作って調整できることへの憧れが前景に出てきた。

どんな「シンセらしい音」が有効なのかは、奏法とかジャンルとか、他のパートとの相性によるところが大きい。素音を聴いてそこまでイメージできるような段階に自分はない。

Poly Dの素音はアタックがかすかに揺れていて、それがフィルター・セクションを通るとフニャッしたまろやかさになる。だがDEEPMINDでも、フィルターENVでアタックを削るとフニャッとした感じを出せる。

ブリブリした音がカッコいいと思うが、そもそも低い音を単音で出せばなんでも一定ブリブリする。

DEEPMINDにはチューニングを狂わせる機能があるが、それを使うと、チューニングが狂っていることが気になって、別に良くない。(ずれが気持ちよく機能する場面や音色を分かってない)

そういうレベルなので、素音の違いより、セオリーを知ったり演奏の立ち位置を考えることの方が大きく影響する。そうだとは聞いていたが、実際にそういう気がしてきた。

「太い音」幻想を清算しようと思って導入して、思い通りそうなってきたので、ちょっと可笑しいが、今そういう気持ちだ。

練習

ハノン39番をようやく一通り覚えて、手元を見ずに踏み外さないようにする練習に移っている。

1~31番を移調して弾く練習も始めた。39番以前のハノンでは白鍵しか使わないので、これをやらないと黒鍵の練習を全然していないことになる。黒鍵が一つ入っただけで難しいが、やれば慣れそうだ。

コード系の練習をできていない。ハノン2部を終えるまではそれでいいことにする。41番が始まったらコード要素あるし。たまに押さえて、コード構成音を忘れないようにだけして。

60鍵シンセ

移調練習をしていると49鍵では足りない。やはり将来的に60鍵が欲しいな……と思って検索を重ねるが、60鍵ポリの選択肢はとても少ない。

演奏志向の人はPCMシンセを選ぶことの方が多いのだろう。PCMならエントリーモデルでも60鍵ある。(というか、まさにそれを持っている。Juno-Di)

prologueが気になってくる。

prologueはDEEPMINDを導入したときの対立候補なので、今更選ぶことはないと思っていた。しかし「シンセらしい音」をぱっと作って調整、という観点からすると、「演奏志向で自由度が低い」というコンセプトに魅力を感じ始める。

VAも試したいと思っているのだが、60鍵だと軽くも安くもならないようで、prologueが候補に残り続ける。

フィルターが2poleしかなかったり、パルス幅変調をEGでかけられなかったりするあたりに不安は拭えないのだが……。

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