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考えると迷うの違い〜上達のコツは迷いにあり〜

ご覧いただきありがとうございます。
カフェと囲碁ひだまりの八段塾塾長つかさです。

上達したいと思っている方の悩みに
なにから手をつければ良いかわからない
ニガテとか得意がわからない
どこを伸ばしたいかと言われても思いつかない
といういわゆる
「なにがわからないかがわからない」
という状態があります。
本記事では、どうすればいいんだ…
という悩みを持つ方に向けて、なにを基準に学べばいいかについて書きます。

本記事の対象者
・なにから手をつければいいかわからない方
・足りないところがありすぎると考えている方

上記の方々が、この記事を読んで実践していくことで
どこが自分にとってわかっていて、なにがわからないかが理解できるようになります。

『迷い』が上達のコツ

上達のコツ、それはズバリ迷ってる部分を理解することです!

囲碁は、黙って盤面を見つめて考え続けているものだと思っていませんか?
しかし、囲碁を打っている中で消費している時間には2つの種類があります。

1、考えている時間

考えるとは、正解が導きだせる時の思考です。
時間を使えば1番良い手を発見し打つことができます。
例えば、隅や辺であらわれる死活がその典型です。
この形は詰碁の本で読んだことがある!
時間をかければ殺す手を見つけられる。
つまり、こう打てばいいという判断や方向性が身についており結論をだせる時に使う時間が『考える時間』です。

2、迷っている時間

迷っているとは、なにを打てばいいかという判断や方向性もわからない状態です。
どれだけ時間を使っても、基準となる判断や方向性がわからないため正解を見つけることができません、
例えば、いつ手抜きをして他の場所に打てばいいのか
どこを1番優先して打てばいいのか
候補手が多ければ多いほどこの状態は生まれます。
また、知識があいまいだと死活でも手を抜けるかどうかの判断ができず余計な1手を打ってしまったり
手を抜いたら簡単に死んでしまうということにつながります。
つまり、自分にとってわからないまたは知識が足りないことで判断できず決断を『迷っている時間』となります。

迷いに向き合う

囲碁で時間を使うのは『考える時間』と『迷っている時間』の二つです。
上達のコツは『迷っている時間』を理解することにあります。
しかし、この『迷っている時間』を理解するのは痛みが伴います。
それは、自分の無知を自覚しないといけないからです。
自分の知識や考え方が足りないからこそ、迷う状態があらわれます。

耳が痛い話ですが、強い人ほど自分の無知を理解しており、弱い人ほど自分の無知を理解しようとしません。

強い人がほぼ必ず検討(振り返り)をするのは、自分がわからなかった迷いの部分を明確にするからです。

上達せずに停滞している人ほど、振り返りをせずにひたすら打ち続ける傾向にあります。

まとめ

上達のコツは自分の迷いを知ることからはじまります。
自分の理解不足の部分を明確にすることが、上達の第1歩です。
いやいや、迷いを知るのが大切なのはわかったけど振り返りできるほど対局覚えてられないよ
どこで迷ってたか忘れちゃうよ
という方は、スマホや紙を使って棋譜を書いてみましょう。
または、相手にことわりをいれて写真を撮りましょう。
手順を覚えている必要はありません。
まずは、自分がどうすばいいかわからなかったところまでを棋譜や写真にとりましょう。
そして、できたらメモなどになにが迷っていたかを書くとより上達できます。
積み重ねていくと自分の理解できていない部分が明確になるからです。

もう一度、具体的な方法を挙げておきます。
・自分がどうすればいいか迷った局面を棋譜に書くまたはスマホで写真にとる。
・余裕があればなにを迷っていたか書いておく
・1ヶ月に1回たまった悩みを振り返る

以上が迷いを使った上達のコツです。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

つかさ

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