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知らないことはできない〜なぜ学ぶのか〜

ご覧いただきありがとうございます。
カフェと囲碁ひだまりの八段塾塾長つかさです。

囲碁をはじめたビギナーの中には
覚えることが多すぎるけど覚えてどうなるの?
あとから教えてもらうと自力ではとうてい考えつかない手が出てきて落ち込む
という方がいらっしゃいます。

囲碁は、知らなければできないことが当たり前です。
はっきり言うと、まったくのゼロから技を見つけ出せるのはごく一部です。

本記事では、『知らなければできない』の理由について解説します。

本記事の対象者
・覚えることの多さに戸惑っている方
・うまくいできない自分にもどかしさを感じている方

このような方が、知ることの大切を知れる内容です。

知らなければできない

囲碁においては、『知らないことはできない』が大前提です。
まっくのゼロから新しい考えを生み出すことはほとんどの人ができません。
本を読んだり練習問題を繰り返すのは、知っていることを増やすためです。

例えば、算数に割り算があります。
割り算(➗)は、ある知識を習得しなければ絶対に解くことができません。
それは、掛け算(✖︎)です。
掛け算をしらなければ自力で割り算を解くことは不可能です。

電卓使えば誰でもできるでしょって思いますよね?
でも、それは対戦中にスマホのAI起動して打てば勝てるじゃんと言うのと同じです。

つまり、なにか問題を解決するには知らなければいけない前提があるということです。

知っているが増えると起きること

知識が増えると今まで見えていた景色がいっぺんする時があります。
知識と見え方の多様さについて森野キートスさん(@ki1tos)のツイートが分かりやすく説明してくれます。

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数学の世界の話ですが、非常にわかりやすく知識と見え方について教えてくれています。

特に、最後の四コマ目なんて別次元という見え方なんて
そんなのアリ?!って思っちゃいますよね。
しかし、これは数学に限った話しではなく囲碁でも同じことが言えます。
強い人ほどまったく違う世界が見えています。
ときにそれは逸脱したように見えますが、本質を捉えているためうまくいきます。

つまり、四コマ目が『知らなければできない』を1番わかりやすく教えてくれています。

知らなければ増やせば良い

知らなければできないのであれば、一生できないんだ。
と考えないでください。
たしかに知らなければできませんが、知ればできることが簡単に増えていきます。
これは自分にはとうてい理解できないむずかしいものばかりではありません。

例えば、小学生がいきなり二次関数を解きませんよね。
まずは足し引きを覚えて、くり上がりくり下がりを覚えて、掛け算、割り算とベースとなる知識を増やしていきます。
ですが、足し算、引き算、掛け算九九、割り算を最初から小学生が完璧にできるでしょうか?
指を使ったり、筆算したりします。
もちろん、簡単な計算をミスもします。
ミスを繰り返しながらできることが増えて二次関数までたどり着くことができます。

つまり、知らないことのむずかしさも高低があり、自分に合った難しさのものに挑めば良いのです。
そうやって、知らないのであれば徐々に増やせばいいのです。

まとめ

囲碁は『知らなければできない』は当たり前です。
しかし、自分に知らないことが多いことに絶望する必要はありません。
今、知らないことが全て理解できないほどのむずかしさではありません。
ちゃんと、少し頑張ればできるようになる難しさのものがあります。

どのレベルが自分にとって必要な難しさかわからなければ、人に相談しましょう。
『知らなければできない』は『知っていればできる』ということです。
ノビシロがあると思ってがんばりましょう。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
つかさ

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