気持ちをキープする方法〜負けるまでが大変だ〜

ご覧いただきありがとうございます。
カフェと囲碁ひだまりの八段塾塾長つかさです。

囲碁はメンタルが非常に大切なゲームです。
どんなに強い人でも気落ちしている時や
気持ちがたかぶっている時に対戦をすると
普段の実力を出すことができなくなります。

本記事では、対戦中のメンタルコントロールについて
ぼく先生から言われた一言をお伝えします。

楽観派と悲観派

碁には楽観派と悲観派と言われる二つの考え方が存在します。
楽観派とは、互角の局面でも自分の方が良いと考えることを指します。
悲観派とは、、互角の局面でも自分の方が悪いと考えることを指します。

楽観と悲観はどちらか一方にかたよるのではなく
一局のなかで楽観になったり悲観になったりと
揺れ動きます。

先生の一言

ぼくは4年前までは悲観派でした。
ダメだと思ったら我慢ができずにイチかバチかで
勝負をして負けを重ねていました。

4年前、当時お世話になっていたプロの棋士
(故)安田泰敏九段に一月に1度、打碁を検討してもらう機会がありました。

その時、ぼくが必勝の碁を最後にひっくり返された内容でした。
ずっと「こんな碁を落とすなんて」と嘆いていました。
その時に言ってもらった一言が
「まぁ、負けるまでが大変だね」
でした。

負けるのも難しい

「負けるまでが大変だ」いう言葉は
不利な状況に立たされた時に悲観して
いちかばちかの勝負をしていたぼくに大きな影響をくれました。

不利な状況がすぐに負けに直結することは
ほとんどありません。
勝つまでが難しいという言葉がありますが、
それと同じように負けるまでも時間がかかります。

繰り返し言い聞かせる

実力を充分に発揮するために、気持ちをキープするのは大切です。
勝っている時でも、負けている時も
「負けるまでが大変だ」と心の中で繰り返すことで
気持ちを一定の状態でキープすることができます。

対局中に一喜一憂してしまう人はぜひ心の中で繰り返す
座右の銘をもっていると良いでしょう。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

つかさ

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