エレノアのブーツVer

Zb やってることはポリゴンモデリングであった (Zbrush練習 22)

以前Zbrushでブラッシングのみで作ったエレノアさんのブーツをリメイクしてみようと思った。青がブラシによるモデリング。ピンクが今回作ったモデル。

作り直したほうはZmodelerをふんだんに活用しているのでエッジの制御ができている。ブラシで作ったほうは、ただ彫り込んだだけ。

労力かけて作り直した割には、最初のブラシモデルとあんまり変わらない気がする。粘土造形のほうがぼこぼこしているけれど、味があっていい気がする。

確かに作り直したブーツのほうが整っている。工業製品的な女性用ブーツだ。でも靴としての美しさは最初のほうがしゅっとしている。ソールにブロックパターンがあるのに女性的な表現がある。ブラシのほうが直感的に修正できるからだろうか。分からない。ピンクのほうはソールがちょっと厚すぎた?

ソールの厚さを調整したら、大体どちらも同じ印象になった。靴ではソールの厚さは重要、と。


ブーツだけの拡大写真を見ていてもしょうがない。実際の人物写真の場合の大きさで見てみよう。

離れてみると、エッジがきちんと立っているピンクのほうが表現力が豊かだ。ブラシ彫りのほうはちょっときつい。やはり、作り直しのほうが靴としての存在感を放っている気がする。The 革製品という印象。ブラシ彫りのほうはちょっと弱い印象。地下足袋に近いのかもしれない。

ここまで来てふと思ったのだが、Zbrushであまりブラッシングしていない気がする。どちらかというと、そのまんまポリゴンモデリングをしている気がする。

今回は最初から最後までのローポリ造形にこだわりすぎた。ハイポリで作って押し出しなどを多用して、8割までの形を作ってから最終的に「ローポリ化作業」によってローポリにしてもよかったと、今気付いた。

Zmodelerは確かにローポリで力押しできるのだが、それはまるでBlenderで造形しているのと変わらないことになる。もっとZbrush独自のやり方で効率的に造形できるはずなのだ。反省。

ハイポリになればレンダリング時に軽快さが失われるが、しかしながら、ローポリにこだわりすぎるあまり、造形の時間が無駄に長引くのでは意味がない。Zbrushを使う以上は、ある程度のハイポリを許容して使ったほうがいいかもしれない。

しかし、3DCGは何でこんなに面倒臭いのだろう……。毎回心が折れそうです。

読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊