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Notionの知識DBと簿記の教科書と問題演習の三角関係

(約 2,800文字の記事です。)

今日も地道に簿記の問題演習という名の解答パターン解析をしていた。Notionに付けていた簿記の知識データベースも152から170に増えた。18個増えたわけだ。

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解いた問題数は15×2=30問。なので12問くらいは既知の知識で解けたみたいだ。DBに追加がなかったということは、(覚えていたか既に記入していた)既知の知識で解けたと言うことを意味する。

ここまでで合計60問は解いたことになる。そしてその過程で学習のパターンが見えてきた。



問題を見て「解けそうかお手上げか」がすぐに分かるようになってきた

過去の知識DBが充実してきたので、問題文を読んだときに解けそうかどうかが分かるようになった。解けそうならばそのままチャレンジ。紙に自分なりの仕訳を書いて解答を確認。できていたら問題の横にチェックマークを記入。

「あ、無理そうだ」あるいは「詰まった、自信がない」と思ったら迷わず解答を確認する。そしてそれを読みながら足りない知識をDBに追加する。

知識DBの検索と閲覧の繰り返し

自分の知識DBをブラウザに読み込ませ、一番下までホイールスクロールをさせれば、あとはCtrl + Fキーでハイライト検索できる。こっちの方が純正の検索窓よりも眺めやすい。黄色のハイライトが視線を誘導してくれるので。

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これらのキーワードを全体的に眺めて、矛盾があれば確認して修正すればいい。もし矛盾がない場合、つまり使い方にバリエーションがあることに気が付くと、これも知識の強化につながる。

上記の例では「未払金」の使い方が2種類あることが分かる。教科書通りの説明の場合と従業員が会社の経費を立て替えた場合と。後者はもちろん問題演習の解答から得た情報だ。教科書になかったから前の知識DBになかったが、今の知識DBにはしっかりと入っている。「未払金」への情報が1つ増えたわけだ。


また、さすがに「過去にDBに入力したか否か」くらいはほとんど分かるようになってきた。記憶が少しずつ定着し始めた。中には「なんだこれ?」という項目もあり、それらはまだDBに登録されていない「全く新しい知識」だったりする。だがそれらは数えるほどしか出てこない。

ほとんどは、きちんと過去にDBに入力している。そしてそれらにぶら下がったり紐付いたりするように新たな知識が増えていく。コメント欄に書き足したり、修正したり、URLを追加したり、新たな項目として書き足したり。

教科書の索引から当該箇所を斜め読み

で、知識DBを見てもいまいちよく分からない場合、キーワードを教科書の巻末の索引から探し出して、教科書の当該箇所を読む。そこで得た必要な知識を、知識DBのコメント欄に書き写す。

知識DBも育ちきっていないため、キーワードとして覚えよう!程度で打ち込んだだけの項目は、当然ながら演習問題で使えないツールとなっている。なので使えるツール(知識)に育てる必要がある。知識DBの確認→教科書の斜め読み→必要な知識の選択と再取得→知識DBに追記、という一連の流れを何度も上塗りしていくことになる。

その繰り返しで、知識DBの有効性が高まり、それを何度も眺めることで少しずつ記憶に定着し始める。そしておぼろげながら頭に入った知識で、類題に出会うと「もしかしたら解けるかも?」という具合に進化する。正解ならば後は記憶と定着すれば自信を持って答えられるし、勘違いで間違えたのならば正しい知識を定着させる必要がある。

あやふやな知識を全て知識DBで点検して、誤解していたならば誤解しないような「違いを明らかにする情報」をコメントにメモする。次に読んだときにはそれが重要ポイントになる。そしてその記憶が残っていれば間違えない。記憶が更に強化される。


一連の流れが見えてきた

こんな具合で、

1. 問題を解く、解答を解釈する
2. 知識DBを確認する
3. 知識DBに不足がないか教科書でもチェック
4. 不足分を知識DBに追記

これを繰り返しながら問題を1つずつ解釈していく。解けそうな物だけ解くが、無理っぽい物はすぐに解釈に移る。

だんだんと問題に慣れてきた。そして知識の関連性も見えてきた。「またこのパターンか」「この考え方はいつも出てくるな」など、情報の重み付けができてきた。これが演習問題にたくさん触れることの価値だ。教科書と章末問題では全てが均等な重さであるように見えるから混乱する。だが演習問題をたくさんやれば、自ずと頻出度の偏りが生まれ、解き方の解釈に多用される知識と、たまにしか出てこない知識とが分かれる。もちろん頻出パターンから覚えるべきだし、慣れるから早く覚えることだろう。


知識DBの結晶化

とはいえ、問題演習では基本的な流れまでは解説されておらず。ページ数に限りがあるから。なのでその場合にはやはり毎回教科書の項目に戻る必要がある。でも毎回教科書を丁寧に読んでもいられないので、斜め読みし、知識DBにあるかないかを判断する。DBにない情報であって、問題を解くために必要な情報を知識DBに書き写す

過去にDBに書き写していないのは、その当時にその情報の価値の大小が分からなかったためだ。教科書の全ての情報をDBに移したら「単なる写経」になるし、教科書をDB化しただけに過ぎない。車輪の再発明だ。

だが、今回、その一部の情報をDBに書き写そうと思ったのは、情報の価値の判断ができるようになったからだ。成長しているのだ。

DBはどんどん肥大化するが、それこそが学習中の証である。DBにある情報には全く無駄がないので、眺めるほどに必要な記憶が定着しやすくなる。自分にとっての情報の結晶体なのだから。無駄など何もない。隅から隅まで眺めていい。


【まとめ】知識DBと教科書と問題演習とをぐるぐる回す!

個人的には学習パターンが確立できた気がしている。そしてこれはおそらくNotionを使った学習パターンの答えの一つだろう。非効率な部分が見当たらない。情報収集の間口がとても広く、知識DBを育てることでその中の情報の純度がどんどん高まる。

とても効率的な学習システムだと思っている。


もう少し続けてみたい。

今回の創作活動は約1時間(累積 約2,336時間)
(613回目のnote更新)


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(マガジン:簿記の勉強日記)

読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊