料理に「くらのすけ」を使うとコスパが良くて風味が立つ😍オススメの日本酒
醤油とみりんと日本酒。あとは食材から出る「だし」でほとんどの場合、和風の仕上がりになる。
これに気が付いてから料理で日本酒をよく使うようになった。2年前までは「水でいいや」だったのが、最近、料理における日本酒の香りの豊かさが気に入ったのだ。
日本酒は酒として飲むことはある。だが料理の香り付けとして使うようになったのはここ1~2年だ。今回は料理の香り付けとしての日本酒の話。
(約 3,600文字の記事です。)
高い酒は使いたくない
まぁ吞むわけでもないので、調理時の加熱でアルコールは飛ぶので、一般的な感覚として「料理に使う日本酒は料理酒でいいんでない?」となるだろう。
料理酒NG=無用な塩分は、要らない
だがしかし!料理酒は酒税法の関係で「塩」が添加&加工されることで酒類(アルコール飲料)ではなくなり、つまり料理酒は調味料として販売できる(未成年も購入可能)。それゆえに料理酒の多くには「無駄に要らない塩分」が添加されている。
酒税法回避のために塩分を添加するとは。その塩分、要らない。なので「料理酒」というカテゴリの日本酒を使うつもりはなかった。
だったら普通の「お酒としての日本酒」でいいぢゃん?塩はあとからいくらでも足せる。料理は足し算。逆に一度入ってしまったものを引くことはできない。だから余計なものを入れてくれるな!ということで塩分添加の料理酒は選択肢から除外。
塩分なしの料理酒=ただの日本酒
もちろん一部には塩分無添加の料理酒、という何とも一周回って無駄なネーミングの商品もある。当然酒税法の対象になる(未成年は購入不可)。だったら最初からお酒としての日本酒でいいのでは?と思う。
結局、料理酒とは何か?という哲学。
普通の日本酒でいいんじゃね?
大吟醸とか非現実
料理に使う日本酒だから純米大吟醸とかはまぁ無理だ。そのまま吞みたい😍となると「可能な限り安い酒」で、となるのが人情だろう。
だがしかし!x2 安い酒でもダメな酒といい酒があった。今回はその話。
「くらのすけ」はいいぞ!
良かったものはこちら。
180mlの紙パック、このサイズがいい。このくらのすけ、実は取扱店舗が偏っているというか、どこのスーパーでも扱っているわけではない。あるところにはあるし、ないところにはないのだ。店舗の仕入担当者の好みか、店舗の系列か何かの影響かは分からないが、とにかく「取扱店舗があまり多くない」という印象。
このくらのすけ、吞むとおそらく一般的には「(アルコール度数的に)辛口」に分類されるのだろうが、私にとっては割と「甘め、糖分が多い日本酒」という印象。
近所のスーパーではあまり扱いがないが、唯一取り扱いのある遠出のある店では税抜き80円という良心的価格。それでも値上げ前は75円という破格の安酒だ。安い日本酒についてはある時期に集中して何種類か飲み比べた過去がある。その中でもコスパと味のバランスがいいのが「くらのすけ」だ。
さて、その後、色々と安い日本酒(180ml限定)を料理に試した結果、くらのすけが気に入っている。味、風味、(度数は不問)、そして価格、そのバランスがいい。
吞む日本酒としてはコスパ的にも個人的に「くらのすけ」が気に入っているのもあるが、料理酒として使ってみると見事に「化けた」のだ。価格に対して「料理に残る日本酒の香りの素晴らしさ」が気に入った😍
少量でも「日本酒の香り」が残る
大さじ1杯と言えばカッコいいが、このワンパックのアルミシールを丁寧にめくり、現れる薄皮のようなビニール部分に爪楊枝で「できるだけ小さな穴」を空けると、パックを握ると小さな穴からピューと少量の日本酒をかけることができる。まるで真空パックタイプのお醤油のようだ。使い勝手がいい。なのでフライパン上の食材に回しかけるようにピューと日本酒をかける。
そうすると仕上がりの料理に日本酒の香りがしっかり移る(残る)のだ。かけた分だけ日本酒の香りが強くなる。使いやすい。それでも大さじ1~2杯分程度なのだが、それでも十分に香りが立つ。
そんなこんなで「くらのすけ」180ml 紙パックを料理に多用するようになった。
切らして「鬼ころし」を使って失敗
あるとき、くらのすけを自宅で切らした。たまたまくらのすけの取扱店のスーパーに行く用事がなかった。しょうがないので近所のスーパーにあった、どこにでも売っている「鬼ころし」で代用してみた。税抜き98円と、安いと言えば安いのだが「くらのすけ」の税抜き80円には負ける。
その分うまければいいのだが……。
この赤いパック、日本全国のどのコンビニでも手に入るような、まさにどこでも買える安い紙パック日本酒の代表格。シェア率が異常に高い。
ま、くらのすけも鬼ころしもどちらも安酒の代表みたいなものだし、差はないでしょ?と高をくくっていた。
料理に日本酒の香りがほぼない?
残念ながら、「鬼ころし」を料理酒として使うと、ほぼ日本酒の風味が感じられなかった。かすかに感じるが、「くらのすけ」のときと同じ分量では「ほぼ何の風味も付かなかった」のだ。倍以上使ってようやく、多少は日本酒の風味?🤔程度だった。価格的にも「くらのすけ」より高いのに、バシャバシャ使ってようやく風味が出るようではNGだ。
料理に使う日本酒は「香り」が大事
吞む日本酒ならば度数だとか風味だとか、色々な視点があると思う。だが料理に使う日本酒の場合、その評価軸はかなり少ないと思う。加熱によって水分とアルコール分は飛ぶし、加熱によって香りまで飛ぶならばその日本酒を入れる意味がない。むしろ水で十分ということになる。
なので料理として仕上がったあとに残る「日本酒らしさ」これを残せる日本酒を使うべきだろう。その点で言えば「くらのすけ」は糖類が多い気がするので甘みが残るし、日本酒の香りも残る気がする。対して鬼ころしはアルコール分が多めで糖類が少ないのだろうか(それ故に辛口?)、料理には甘みが残らないし、日本酒の香りもあまり残らない。
ま、料理の作り手として「満足できる日本酒」であれば何でもいい。コスパを考えるとどこかで妥協しなければならない。質は妥協するしかないので、香りと風味について満足できるならそれでOKとすることにした。
日本酒の持つ甘さと香り
というわけで、読者の皆様、今までの料理で「何となく水を入れて蒸し上げていた」料理に、代わりに日本酒「くらのすけ」を少し投入してみてください。日本酒の持つ不思議な魅力に取り憑かれることでしょう。和食には日本酒。これが必須。
もしご近所のスーパーで紙パックの「くらのすけ」があったら、是非料理酒としてお使い下さい👍 感動すること間違いなし!(そしてもし失敗しても高くないし、お酒が飲める人は吞んじゃって下さい🥂)
今回の創作活動は約2時間(累積 約3,737時間)
(1,004回目のnote更新)
読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊