結局、線で体を紙面に配置する絵、オブジェクトを3次元空間に配置するモデリング。手間自体はだいたい一緒w
キャラクターデザインは難しい
これは昨日、料理人のマックさんをモデリングしていて痛感したこと。あの程度の絵ならば、描いたほうが早くね?という堂々巡りが始まりそうだったのでフタをする。だいたいラフに作っても、キャラの個性というのは出る。そこをきちんと出せないとキャラデザにならない。みんな同じ顔なら意味がない。でもどうやって個性を出していけばいいのかが分からない。モデリング力があっても肝心の元の形を作る術がない。相変わらずハードルは高い。
モデリングに時間がかかりすぎる&ある程度のラフ絵は必要かも
ま、いくら画力がないと要っても、さすがに団子人形くらいのレイアウト設定というか、イメージの落書きくらいは必要かも知れない、とモデリングしながら思った。モデリングも1日で完成するならいいが、2日以上掛けて作業するならば、記憶を留める手段が必要だ。落書き団子人形でも、やはり絵としてのメモ(言葉のメモではなく)が必要かも知れないな、と最近思っている。
でも、そんなメモならペンタブじゃなくてノートに紙でさらさらっと書いた方がいいかもしれない。なので線画としてWebにUPされる絵は既存のクリスタで描いた線画までかも知れない。やはり、さらさらと描いた下手な絵はちょっと見せられない(笑)
足りないことだらけで絶望するw 裏を返せばやれることが沢山あるともいう。
キャラクターデザインに苦手意識があることは間違いない。
簡単ではないからな。かといって今、無理矢理乗り越えたいかというとそうでもない。設定周りや話を進めた方が楽しいかも、と思っている。なのでもしかしたら、キャラのモデリングはいったん中止して、小物、建物、世界観、そういった「人物モデリング」以外のモデリングをして、それを挿絵としつつ、物語を展開させるのもいいかな?と思っている。
というのも、やはり、ブラシ周りの造形力が足りなすぎた。プラグインやパラメータで調製できる部分はいいとしても、肝心のブラシでの造形力が経験不足からか、どうしても足りない。もっとシンプルな形状で造形にトライしたいと思っていたりする。人体のモデリングは繊細すぎる。特に顔。ちょっと膨らましただけ太ったり痩せたり、印象が変わる。顔は繊細だ。次いで顔も描かなければならない。理想的には眼球、まぶた、まゆ毛、口腔くらいは作りたいが、今は技術がない。
ハードルを上げすぎないで緩く作っていくしかないかも。
卵が先か鶏が先かの議論になりつつある。技術がないから作れない、作らないから技術が身につかない、技術を身に付けてから作れるとしてもどうやって技術を身に付けるか、ということで無限ループ。
実は1枚絵にするなら立体的に作りすぎなくてもいい?
モデリングに時間がかかるのは360度作るからだ。だが1枚絵として完成させるならば、どこからでも見るわけではない。例えば、襟、これが結構引っかかって時間が持って行かれた。だが、この角度の絵にすると決めていれば、線画で描くなら割とスッと線を引けるという現実。
この画像の上から線を加筆修正するというポストプロセス処理でもよかったのではないか、という部分にもモデリングによって時間がかかっている。例えばボタン留めされた右肩付近にある線だ。布地の厚さ分だけ立体化している。あと七分丈の袖のまくり上げ部分など。
そういう細かい所が累積することで3時間かかったわけだ。1パーツ15分で12パーツで3時間だな。今数えると10パーツはあるな。つまり150分はかかる。2.5時間はかかる。
これ、実は1時間くらいでざっと作って色を塗って、この構図だと決めたらそこから細かい修正や書き足しをクリスタ上で行ったほうが早くないか?例えば、襟、ボタン、腕まくりした袖なんかはその方が仕上がりが早い。また、お盆も別にきっちりモデリングしなくても箱菓子形状に作ればそこから直線でエッジを引くことはできる。
でも、絵にしてもこんな風に色付き、陰影付きとなると1か所15分かかるなら一緒だ。3DCGパーツは後から使い回せる可能性がある、園までなくても、ベースとして使い始めることは出来る分だけ、やはり可能性がある。
要するに、もっと早く作りたいのね。
もしかしたらパーツの積極的な使い回しが鍵かも知れない
1パーツ15分かかるとして、流用パーツならどうか。パーツを探し出すのに3分というところか。適切な角度・位置に配置して更に5~8分。う~ん、5分程度しか早くならない(笑)この角度の配置が結構くせ者で、3つの各軸に対して角度調整が必要だから、1か所につき3か所の調整必要だ。関節1つに付き3か所な分けだから。
結局、線で体を配置する絵、オブジェクトを3次元空間に配置するモデリングなわけで、手間自体はだいたい一緒w
モデリングに分があるのは、カメラアングルの自由さと、塗りの簡単さ、全てにおいての微調整が可逆的という点くらいか。結局は1枚絵を作るのに3~4時間はかかることになるね。3DCGを使っても。
ならばパーツ作成と配置を如何に早くできるかが高速化のポイントになる?
パーツ作成はある程度の手間がかかるとして、問題はパーツ配置なんだ。襟なんかまさにそれで、形自体は誰でも分かる。ところがそれを首に回して、方に沿わせて、前方を開けて、左右にハの字にするという配置が手間だ。なぜなら3次元だから。この配置作業が一番大変で疲れる。しかも単純作業だからクリエイティビティを感じにくいのも問題。
もしかしたら、モデリングの要素には、パーツの形を作ること+パーツを配置すること、という2つの要素が隠れていたのかも知れない。この両者を効率化しないと高速化できない。
3DCGモデリングに時間がかかる理由が一つ分かった気がした。
今回の創作活動は約30分(累積 約819時間)
(292回目のnote更新)
読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊