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Notionで知識をデータベース化しつつ簿記の問題演習に移行

(約 4,300文字の記事です。)

簿記3級の教科書も7割程度終わると突然小難しくなる。今までの簡単な仕訳ではなくて、何だか色んな表の穴埋めになる。
突然罫線が一杯出てきた(笑)

そしてそれらが結構相互に関連する長文のような問題に。うん、中途半端な知識では解けないとすぐに悟った。それらが後ろのページまで続くのだ。

今の知識では太刀打ちできない。

かといって易しい最初の方の問題に戻る?簡単すぎてやりがいがない(笑)かといって全部覚えているわけでもない


要するに教科書に飽きた

これである。どこまでが基礎なのかよく分からなくなったのだ。知恵が付いてきたから、次は「覚えた知恵、覚えるべき知恵」とその価値の大小が分からずに混乱し始めた。

基礎はどこまでも基礎に含めることができる。永遠に終わらない。覚えるべき知識の重要度の重み付けをしたいと思ったわけだ。そうしないと、教科書を再発明することになる。

資格試験の学習において写経の無意味さはここにある。

それ、全部この教科書に書いてあるよ、最初から
複写が欲しいのならばコピー機でどうぞ。


何のために身に付けたい知恵?

端的に言えば簿記3級の試験に受かるための知恵を得たい。もっとも、別に3級合格をしゃにむに目指してというわけではないのだが、地味でつまらない仕訳の演習など、目的意識がないとだるいクイズでしかない。モチベーションの問題だ。

だったらそろそろ問題演習に入っちゃえば?ということで続編のこちらをTSUTAYAで買ってきたわけです。

https://amzn.to/2OqRgGF


他にもTACの問題集もあったけれど、どうやら簿記3級はちょっと前の試験方式と今の方式は変わったらしく、問題数も5題から3題になり、試験時間が120分から60分に変わったようだ。なので店頭には古い形式のテキストや過去問が多かった。その中でも上記は今の3題形式に対応している問題集。教科書と同じ作者なので色々とスムーズに連携できるだろうとの判断です。

とはいえAmazonのレビューにもあるように、若干の説明の省略・粗さもあるにはあるようで。。。


やっぱり最初は教科書スタートでよかった

上記はずばり簿記3級の試験合格のための演習問題集。なので、仕入という勘定科目がが右か左か?という初歩はとっくにすっ飛ばされている。それは教科書で理解しておくべき「超絶基礎」であるわけで、それを問題集で解説すると辞書並みの厚さになることだろう。

そんな感じで、問題を解くための思考の解説は多いが、なぜ右?左?そう書く?という超絶基礎は教科書の方で解説されています、こちら。

https://amzn.to/3vongeV


試験合格のための解き方を意識するとメリハリが出る

とりあえず、試験の概要と、問題数、あとは1問何分くらいで解くべきかの情報が手に入った。これがあるだけでも、単なるだるい仕訳クイズから制限時間内に答えを出すクイズに昇華したわけだ(笑)ハードルが上がったとも言えるが、その結果簿記3級合格という果実がぶら下がっているので、モチベーションにつなげやすい。少なくともだらだらと教科書の易しすぎる基礎問題をだるいと思いながら解くよりはずっといい。

私の直感だが、この2冊をきちんと仕上げれば簿記3級は合格できるのではないか?という謎の自信がある(笑)


さて、簿記3級それそのものの話はこれくらいにして、次にNotionと簿記学集の話。

NotionでDB化した知識の集積は「後から効いてくる」

これはもう間違いない。絶対に効果がある。学習の基本で、何度も同じものを繰り返し眺めたり解いたりする反復演習は必須だ。その際に過去の同じ物を繰り返し使うほうが記憶に定着しやすい。アナログならば暗記カードだな。

で、今回はデジタルなNotionリストビューなのだが、繰り返しているうちに「あ、この単語、確か前にDBに登録したな?」という「小さな記憶の芽」が育ち始めた。ただしアナログ単語カードのようにめくって探すのではなくて虫眼鏡アイコンからSearchだったり、Ctrl + Fでブラウザ内サーチを使うわけだが。

探し出した項目に、新たな知恵を追加していく。老舗の名店のウナギのたれのようだ。どんどんと熟成されていく知識。増えていくDB。だがサーチの方法自体はDBのアイテム数に依存しない。なのでどんどん増やしていける。


1つのDBに登録するメリット「相互の関連性と記憶の強化」

で、やっぱり1つのDBに追加していって正解だと思うことは、キーワード検索でDB内を総ざらいできる点だ。それは勘定科目だったり、問題を解くための仕訳のMyメモだったり、一斉に出てくる。それをざっと眺めるだけでも記憶の強化につながる。

相互関係が見えてくる。

例えばこれ。買掛金。買掛金とは何か?が分かっていて、ホームポジションも分かっている。でも、問題文で「買掛金の支払い」となった時に、はて?ホームポジション側?逆?など考えていたら1分で解けない。時間切れである。

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買掛金の意味や勘定科目が分かっていてもそれだけでは時間内に問題を解けない。もう少し脳内で買掛金に関するあらゆる情報を一気に想起する必要がある。まだまだ買掛金という概念になじんでいないのだ。

とはいえ、暗記でも何でもいいから、買掛金の支払いというイメージと、「買掛金○○/□金○○」というイメージとを脳内で結びつけないといけない。

最終的に結果として、そのイメージを導くためのロジックがあれば正確性がUPするだろうが、逆に毎回ロジックから答えを導き出していては多分時間切れになる。そのロジックは一瞬で想起できなければならないが、それが問題に慣れた状態、知識が定着して使いこなせる状態なわけだから、まだそこを目指すのは無理。

なので、まずは「買掛金、支払い」というフレーズにピンと来たら「左に買掛金が来る」という情報を想起できる必要がある。同時に買掛金のホームポジションは右の負債だ、という情報も。左右が逆なのは買掛金の利用ではなくて支払いだから。という順番だろうか。

少なくともそれで問題を解くための一歩になる。ロジックも同時に想起できるようになれば「買掛金という概念と解き方に慣れた」ことになるだろう。問題に慣れた段階で導き出した「解き方」が、最終的に欲しかったものなわけで。

まだまだ、右、左、勘定科目の取捨選択にまごついているのは慣れていないからだ。

後々から、左に書く意味、買掛金が左にあることから読み取れる情報、などなど、色んな「解釈の仕方」の情報が増えることだろう。今はまだよく分からないか、想起に時間がかかる。それが未熟を意味する。だが、問題の解き方は1つ覚えたことになる。DBに入ったから。

あとは頭からそれを引っ張り出せるようになれば試験に合格するわけだ。時間的、知識量的に。


DBは増え続ける?YesでありNoであり

そうやってDBに何でもかんでも簿記の知識を放り込んでいったら、DBは膨大な量になるのでは?そうです、それが知識の蓄積だから。でも、完全に覚えきった超絶基本事項は、アーカイブ(暗記済み、覚えた、など)のチェックボックスをONにして常時非表示にすれば、DBから消えている状態に見えるわけだから、見た目上のDBは無限に増え続けるわけではない

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最終的にDBの全項目がアーカイブになれば、DBは空っぽになる。それは全て「頭の中にある」わけだから。

そしてそれがゴールでもある。

だから、DBが一杯になって困る、なんてことはあり得ないのだから、何でもかんでもとにかくDBに放り込んでタグ付けしていくだけだ。

なので、最初のうちはよく分からずに「こういうときは右、こういうときは左」といういびつな知識でも登録していいと思う。そのうち、「どんなときに右、左になるのか?」という大原則の知恵が身に付けば、それらの項目はある日突然、一気にアーカイブに入るだけなのだ。あるいは正しい表現に修正する作業をするだけだ。

だがその大原則の知恵がいつ身に付くとも知れない。あるいは試験を受けるまで気付かなかったりするのかも知れない。そうなれば暗記でごり押しするしかないが、ごり押しでも試験突破できるならば、本質的ではないにせよ、目的は達せられる。不合格になるよりは生産的だ。

もちろんなるべく早い時期に良書・良い解説に出会って大原則を身に付けた方がいいのは間違いないのだが。

なので、遠回りだろうが最短距離だろうが、とにかく覚えるべき、覚えたい項目はどんどんDBに入れればいい。迷ったならば謎チェックボックスをONにした上でDBに追加すればいい。いつか謎が解けるかもしれないし、ある日まとめて謎を解くために情報収集してもいい。

自信のなさや不安も含めて全部コメントして登録しておけばいい。後日不安が解消されたり自信が付いたら、その記載を削除すればスッキリする!

不安や謎項目も、最終的に右、左で打ち消して(チェックボックスのONとOFFで)ゼロになるのさ!ゼロにするのさ!

左/右で数字が一致する(簿記的にw)

とにかくジャンジャンDBに放り込む!


Notionを使った学習の魅力とは?自信と安心感

というわけで今のところMy 知識の数は135個になっています(笑)

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20個くらい増えた。。。覚えた気がしないが、これを覚えることで解ける問題は着実に増えている。それが分かっているだけでも覚えようというモチベーションになる。覚えるまでは何度でもこのDBから辿って答えを出す練習をすれば、いずれ覚える。そうなれば、いずれ、解ける

単純、シンプルな話だ。

それだけ「全知識が1つのDBにある」ことの安心感、信頼性。
知識の見える化。カウント数=知識。

これは心強い。自分の過去の蓄積がいつでも俯瞰で見られるのは自信と安心感につながる

これだけでも十分にNotionを使っての学習に魅力を感じる


後はコツコツやるだけだ。


今回の創作活動は約1時間30分(累積 約2,334時間)
(611回目のnote更新)


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読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊