Zb メッシュにも丁度よい大きさがある (Zbrush練習 48)
無名さんテストで疲れたので息切れ。今日はなんてことないお話。ZbrushというCGモデリングソフト、無限に拡大縮小できるかというと、そんなことはない。なので、モデリングする際に「丁度よい大きさ」という物が存在する。ところが、このお話、ほとんど出てこない。Zbrushの細かい話ははてなブログに書くので割愛。ここでは普遍的な話をば。
まずはこれ。テンプレ的に入っているモデル。ブラシサイズは100という大きさ(今回は比較用の基準の大きさをブラシで示しています)
元々はもっと、メッシュが細かい物を、ダイナメッシュという手順でやや粗めにした。これがもし、3倍の大きさの頭で、同じ手順を踏むとこうなる。ブラシサイズは100のまま。カメラを少し引いています。
メッシュの細かさは、当たり前だが同一。頭がでかいので、相対的にメッシュが細かい。このように、「いつもの手順や設定なのに、形に対してメッシュが相対的に大きい/小さい」ってのが問題になる。
今度は逆に3分の1くらいにした結果。メッシュが相対的に粗い。
では、ダイナメッシュを使わなければいいんじゃない?と思うかもしれない。その通りですが、これには、他のツールで変えられない強力な機能があるのです。
こんな感じで、頭に別のパーツを配置して(さらに同一サブツールにマージして)、ダイナメッシュをかけると、
こんな感じで1つのメッシュに結合することができるんですな!あとはブラシで接合部分を滑らかにしたり盛ったり、別の形にすることができる。ダイナメッシュを使わないことには、どうやっても頭に突き刺さった円柱と頭との境目が消えない、というか消せない。
他にも、伸びきったメッシュを適度な密度に再構築するという機能もあるので、結構便利な機能なのだが、このダイナメッシュの密度と、オブジェクトとの大きさの相対関係が、オブジェクトの元々の大きさに依存する、ということなのね。だから、丁度いい大きさのオブジェクトでモデリングするのが最も効率的なのだ。
ほとんどの本では、ゼロからZbrush上でモデリングを開始しているので、最初から最後まで、ほとんど丁度いい大きさで話が進む。だが、他のCGソフトなどで作ったobjファイルをZbrushにインポートしたときに、超巨大だったり、画面上には見えないほどの極小だったりすることがある。今までは適当に勘で拡大縮小してから作業していたが、どうりでダイナメッシュの感じがおかしかったわけだ。
逆に言うと、ダイナメッシュをほとんど使わない場合には、あんまり違いが分らなかった(笑)だから今まで何となくでここまでこれたわけだが、これからは適度な大きさのメッシュにしてから作業することで、ブラシやダイナメッシュの感覚を共通にして作業できるぞ!ってことですな。
今回の日記はつまらんな(笑)
なぜならば、榊本の学習に時間を割いたので、モデリングはお休みしたからなのです。
(162回目のnote更新)
読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊