やる気が上がる8つのスイッチ コロンビア大学のモチベーションの科学_(著)ハイディ・グラント・ハルバーソン

https://www.amazon.co.jp/やる気が上がる8つのスイッチ-コロンビア大学のモチベーションの科学-ハイディ・グラント・ハルバーソン/dp/4799322648

心に火をつける万能な方法はない。という序章から始まります。性格を8つのタイプに分けて分析し、やる気を持ち、維持するための治療法を紹介しています。

この本の良いところは、タイプ別の対処方法に終始することなく、重要な共通のポイントについてページが割かれているポイントです。
タイプごとにやる気を出すための処方箋は異なりますが、誰しもがまず成長マインドセットを持つことが重要だと繰り返し書かれています。

<重要>
・うまくいっても能力を褒めるのは避ける。相手は嬉しいがやる気を持続させるためには好ましくない。褒めるのはその人がコントロールできるものにすべきです。
・能力ではなく、やり方や工夫、粘り強さ、ポジティブな態度を褒めていく。
☆自信をつけるために
・効果的なトレーニングとはより多くの成功を味わってもらうこと。
→成功体験を振り返り、なぜうまくいったのかを考える。
 ・もしその問いの答えが、「優秀だったから」「才能があったから」「センスがよかった」「ラッキーだった」といったものだったら、成功の理由を「コントロール不能要因」に求めていることになる。
 ・「準備をしっかりした」「頑張った」「計画を立てた」「あきらめなかった」などであるなら、「コントロール可能要因」。
☆成功や失敗の原因を自分がコントロールできるものにすることが大切。

新人教育担当や子育ての中で実際に使っていける情報が満載でした。特に勝手に仕事ができてしまっている人ほど、部下を教育するのは大変だと思います。必要な情報だけがきちんと纏まっている読みやすい本でした。オススメ!!

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