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GAME CHANGE社員向け勉強会

美容ディーラー・ミツイコーポレーション デジタルブランディングの金丸(35)です。
名古屋で生まれ育ち、新卒で2011年にミツイに入社。
5年間営業、6年間ユニットリーダーを務め、2021年に上司も部下もいない新設部署「デジタルブランディング」を静岡本社で立ち上げました。
2023年からは東京支社に身を移し、企画・戦略・社内外のDX推進を行なっております。

今回は若手社員向けに行なった「GAME CHANGE」の落とし込みについて書きます。

GAME CHANGEのwhatとwhy

「GAME CHANGE」をテーマに、美容業界で活躍する経営者の取り組み・思考に迫るビジネスメディア。

GAME CHANGE

GAME CHANGEは昨年の11月に立ち上げ、3ヶ月が経過。
3月のセミナー開催に向けて、一度立ち止まってみました。

立ち上げは自分が中心となって行なってきましたが、ここから更に拡大し影響力を高めていくには社員の力が欠かせません。

一過性の企画で終わらせないため、次のフェーズに移っていくために社員の理解度を深めることは欠かせません。

弊社には20代の若手社員が多く、そもそも「GAME CHANGEという概念とは?(what)」「なぜ、GAME CHANGEを訴求するのか(why)」という理解がまだまだ浅いのではという仮説を立てました。

仮説を基に、GAME CHANGEに対する"what"と"why"の理解度を高める落とし込み勉強会を企画いたしました。

今回のnoteは社員向け勉強会の内容です。

そもそも、何がGAME CHANGE?

そもそもGAME CHANGEとは何か?
この前提に立ち返りました。

僕は、小学生の頃にBeautiful Lifeを見て、中学生の頃にカリスマ美容師ブームを肌で感じ、高校生の時にchoki chokiに掲載される美容師さんを見て美容師に憧れ、美容師になることを志しました。

しかし、労働環境の過酷さを理由に両親や学校の先生に反対され、美容師になることを断念。
大学に進学をして、美容メーカーに内定をもらった先輩から話を聞き、担当してもらっていた美容師さんに”ディーラー”という業種があることを教えてもらい、また別の道で美容業界に入ることを志しました。

そして、僕は美容ディーラーのミツイコーポレーションに入社しました。
それは今から13年前、2011年のことです。

この13年で美容業界は大きく変化しました。

「給料が安い、労働時間が長い、社会保険に加入していない」と言った社会的地位の低さは大きく改善。

今や「サラリーマンより稼げて、働き方を自由に選べて、一般起業並みの水準の福利厚生を揃える」美容室も少なくありません。

社会的地位の低さを理由に美容師になることを周りから反対された僕にとっては、今の美容業界は大きく変わっているのです。

しかし、最近入社した20代の社員からすれば、現在の美容業界の水準がスタンダード。
「GAME CHANGE」と言われてもピンとこないのも仕方ありません。

なので、僕は自分が知る13年間の美容業界を振り返り、どのようにGAMEがCHANGEしてきたかを改めて20代の社員に伝えようと考えました。

これまでのGAMEを知ることによって、現在のCHANGEの大きさや納得度が高まるのではないかという仮説です。

GAME CHANGEのあゆみ

僕が高校生から大学生の頃、トレンドは「赤文字系」「青文字系」に二極化されていました。

高校生の頃はクラスメイトを見ても、エビちゃん・もえちゃんに憧れている男性から見た「かわいい(モテる)」赤文字系の子と、YUKI・田中美保に憧れている女性から見た「かわいい(ガーリー)」青文字系の子に分かれていました。

赤文字系と青文字系

この時の美容室のコア戦略は「雑誌掲載」。
雑誌全盛時代で、雑誌に掲載されれば集客も求人もできる時代だった為、美容室は雑誌に掲載される為に様々な手を打っていたと思います。

2010年までの戦略


2010年を過ぎてくると、「紫文字系」と呼ばれる、赤文字系と青文字系の境目がなくなる時代に突入します。

赤文字系から青文字系
青文字系から赤文字系

この頃になるとスマホが普及し、雑誌の影響力が低下。
伴って、ホットペッパービューティーが頭角を表し始めます。

2015年までの戦略

この頃になるとインターネットと美容師さんの距離がグッと近くなり、blogを書いて集客・ブランディングをしている美容師さんも一気に増えました。


海外セレブブーム

2015年からは、ミランダ・カーさんやアリアナ・グランデさんに代表される海外セレブブームが巻き起こります。

海外セレブに憧れた「外国人カラー」が流行し、instagramがデザインの表現の場として使われるようになります。

2018年ごろまでの戦略

SNSの普及に伴い、フリーランスや業務委託など、働き方が多様化していきました。

そして、2018年ごろからは「SDGs」「ダイバーシティ」などの価値観が普及していき、価値観が多様化。

以前の様に「赤文字系」「青文字系」と括ることはできなくなり、トレンドもそれぞれの嗜好によって細分化しました。

2023年頃までの戦略

消費者の細分化したニーズに応えるべく、特化型のサロンが台頭。
また、新型コロナウイルス感染拡大によって、これまで以上に「経営力」が求められるようになりました。

これが、僕が美容業界に入ってきてから13年間で感じてきたこれまでの変遷です。

なぜ、GAME CHANGEを提唱するのか?

この10年弱を振り返ると、美容業界は大きく変化してきました。
集客や求人を一つとっても「雑誌」→「ホットペッパービューティー」→「SNS」と、どんどん変化をしています。

まさにGAMEがCHANGEしてきたのです。
そして、一度便利になったものは元に戻ることはありません。

GAMEの変化を捉え、変化に対応していくことこそが、生存戦略。

美容ディーラーがただモノを販売するだけの時代は終わりました。
僕は、より多くの美容室が繁栄するため、美容業界の「変化」をいち早く捉え、サロン様にお伝えすることこそが新たな使命だと思っています。

GAME CHANGEの目的

その使命を「GAME CHANGE」というメディアで発信し続けることこそが、ミツイコーポレーションが美容師さんから選ばれる為の価値提供だと思っているということを社員に伝えました。

GAME CHANGEセミナー第二弾、「GAME CHANGE 2 -Z世代の経営者たち-」では”未来”をお話いただきます。

新時代の経営者たちによる、新たな美容業界の未来。
これからの美容業界をどの様にGAME CHANGEしていくか、今から楽しみです。

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