今年の目標

2023年に入り、大学生という社会的には甘やかされている身分からの卒業が要求される。つい最近まで18歳だったというのに、瞬く間に大学生が終わってしまう。次は大学院生。学生ではあるがほとんど社会人と言えなくもない。大学生までは親の庇護の中にあるようなイメージだが、院生なら就職をせずに進学を"選んだ"というイメージが強くなる。大学生までは親の年収で奨学金の審査が入るが、大学院ならそれが関係なくなるというのが最も大きく目にみえる形ではないか。

自分は、どうも甘ったれらしい。かまってちゃんな割に心を開かず、好かれる努力はしない割に嫌われるのは厭という。何層にも壁があって(自覚するのは3つだがそれより多いかもしれない)その厚さも気ままに変わる。酷いのはそれを許せと無自覚にも要求することだ。
 ここ数ヶ月でやっと気づいたことではあるが、人は随分我慢して生きていくものらしい。そして、自分は我慢することがとてつもなく苦手であるらしい。人と関わらず、フィクションと己のみの世界に没頭していたが故に気づかなかったことである。
 腹が立つことがあれば直ぐに顔に出てしまうし、ぽろっと喋り出せば止まらなくなる。我慢のスキルだけで言えば五歳児だ。今年はこれを直したい。いやなことがあった時にも快活にいられるのは相当ハードルが高いように思える。しかし、せめて負の感情を漏らさないことは最低限できるようになりたい。負の感情を漏らさない、ということをもう少し具体的に定義する。

  • 家で愚痴を言わない。
    言ったとてどうにもならないことであろう。荒療治のつもりで言わないようにする。

  • 迷惑をかけられた時に非難しない。お互い様であると肝に銘じる。
    特に下相手になると毒を吐きがちである。コミュニケーションの下手さが際立つだけである。いい加減やめたい。繰り返すが好かれようとする気はさらさら無いが嫌われたいわけではない。円滑な関わりができればひとまずそれで満足なのである。

  • 言いたいことは客観的に指摘する。
    負の感情を漏らさないということと、自分の意見を押し殺すことは等しくない。ただし、言い方と自分の気持ちを混ぜないということは鉄則である。

今年の目標(というより行動指針)は以上3つを定義する。何度も何度も同じようなことでやらかした自覚を持ち、後から反省会開いて自己嫌悪に陥る時間とエネルギーは正直言ってばかばかしい。
人とのコミュニケーションに難があるとわかっていて改善に乗り出さないのも自分らしくない。トライ・アンド・エラー、決意とは何たるかを体現して生きるというのが1番の行動理念であるならばここにも適用しなくてどうする。
最初はキャラ変だのなんだのと言われるかもしれないがそんなことはどうだって良い。兎にも角にも「文句言いからの脱却」が目的なのだから。