4コママンガでエンジニア採用?
こんにちは、メタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスター株式会社の岩崎です。主には人事を管掌しています。
クラスターでは毎週月曜に4コママンガを投稿しており、これまでのマンガ系コンテンツの配信総数が100本近くあります。
最近候補者の方と面談や面接をしていると、体感として2人に1人くらいは事前に弊社の4コママンガを見ていただいています。面接時点で社内の雰囲気を知っていただくだけでなく、候補者さんの温度感も高まっているのを感じています。
そしてなんと先日、とあるエンジニアの方が4コマキッカケでクラスター社に応募し、実際に入社決定したという事例も出てきました。(そしてその内容も早速4コマになっています笑)
せっかくの機会ということで、今回その取り組み内容をまとめてみました。採用方面の方々にとっして何かしら参考になれば幸いです。
4コママンガを始めた経緯
実は元々4コママンガをやる予定はなく、2018年当時VTuberが流行り始めたので弊社でもVTuberのプロデュースをやってみようというのが発端でした。まだライブ配信が当たり前ではなかったので、動画をがっつり編集して出す必要があり、編集のできる方をアルバイトとして募集していました。
その時に採用した方がたまたま動画編集の得意な漫画家の卵の方で、ひょんな流れからその編集の手空きの時に会社の中で起こったおもしろエピソードをTwitterに投稿し始めたのがキッカケです。特に何か明確な目的を持ってやっているわけではなく、こういう遊びのある会社って良いよね(主にユーザー向け)っていうくらいの軽いノリでした。
試行錯誤の時
初代の漫画家の卵の方が正式なマンガアシスタントの仕事を見つけて卒業し、現在は2代目の卵の方がマンガを書いています。
この方は稼働時間が長く、またそもそもマンガ業務メインで採用していました。1代目の時は社内のおもしろネタだけだったのですが、それだとすぐにネタが尽きてしまうので、4コマに限らない長めの形式や、ネタもサービス紹介や機能Update情報など、どんどんと幅広くなっていきました。
投稿結果については毎週数字で振り返って、定量・定性の分析を行っています。これまでやや漫然とやってきましたが、数字で見ると明らかに「良いもの」と「悪いもの」が可視化されていきました。
具体的に言うと、あまり数字が伸びなかったものは「新機能の紹介」や「サービスの企画告知」でした。これはあくまで仮説ですが、コアユーザーからすれば既出情報というのに加えて、clusterユーザーでなければ興味の無い内容だったからと推察します。
逆に成果が出ていたのが、「社内のおもしろ話」で「こんな面白い社風なんだ〜働いてみたい!」「こんな福利厚生いいね!」といったリアクションのもらえる投稿でした。
弊社はメタバースの会社ということもあり、社内ではzoomや自社サービス上でも自身の「アバター」を使ってコミュニケーションしています。特にこのアバター絡みのネタの反応がよく、恐らくコアユーザーや他メタバースサービスのユーザー、ひいては全然界隈にいない人にまで伝わる、想像できるネタだったのがミソだったのでしょう。
目的の再定義と運用改善
いろんなネタを投稿し、それらを定量・定性で振り返る中で、改めて「なぜ4コママンガをやるのか?」という大上段の目的から再定義することにしました。
これまでの反応的にも社内ネタで、かつ中の雰囲気がイメージできる面白系エピソードがよいというのは明らかでした。そして、ちょうどこの頃から採用候補者からもぽつぽつと「4コママンガ見ました」とか「4コマで初めて御社のことを知りました」と言われ始めたことから、改めて最上位の目的としては「採用広報活動の一環として社内の雰囲気を発信する」こととしました。
※もちろん、clusterユーザーの皆さんに「こういう"遊び"のある会社がサービス作ってますよ」という発信も含まれています。
さて、そうなると日々社内で起こるおもしろネタを頑張ってかき集めないといけません(笑)
これまでマンガ担当の方だけに依存していたネタ集めを全社にも展開しました。具体的なお願いとしては、「これ4コママンガのネタになりそう!」とちょっとでも思ったものに「4コマ漫画」というslackスタンプを押すだけ。
これを押すことで、スタンプが押された投稿がマンガチャンネルにすべて再ポストされるようになっており、社内みんなで4コマを盛り上げていく雰囲気ができてきました。しかも、そこから実際に4コマネタとして採用されると、岩崎が個人でアマギフをプレゼントするというちょっとしたお祝い?もあります。
そういった盛り上がりの中で、なんと4コママンガに出演すること自体が社内で「福利厚生」と言わるようになり(笑)、「いつか私も出たい」「僕も登場させて欲しい」という要望を受けることにもなっていきました。
もちろん、これまで出たことのない方にも出演してもらう方針ではありますが、初登場だとキャラデザ(キャラクターデザイン)のチェック・修正に時間を要することがあるため、少しずつ新キャラ(初登場社員)を増やしています。(作画工数の少ないアイコン・アバターだと登場確率が上がります)
最近では、4コマは全て「フルカラー」にしています。フルカラーの方が反応率が高いらしいと聞いたので試していますが、こちらについてはもう少しデータ実績が溜まったタイミングで、工数と成果のバランスを見たいと思っています。
社長のツッコミ
これは完全に余談で、基本的に4コマの監修(最終的な出す/出さない判断)は私が見ていますが、稀に社長からがっつりツッコミが入ることも。
主には「(水樹)奈々様」と「ガンダム」の記述に関するものなので、マンガ担当と私の2人でもっと社長と同じ目線で語れるよう勉強してまいりたいと思います。
おわりに
ここまでお読みいただきましてありがとうございます。
実はこの4コママンガの投稿頻度をさらにアップさせるべく、追加でもう1名4コママンガ担当を募集したいと思っております。
特殊なポジションだと認識しており、雇用・契約形態含めて応相談なので、ご興味ある方は一度下記よりご連絡いただければ幸いです!
今後もより面白い4コマの提供を目指してまいりますのでよろしくお願いします!