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はじめまして、ツカノマチャイです。

初めまして!ツカノマチャイ代表の岩井です。

ツカノマチャイは、「はたらく・暮らすに、ツカノマを。」をコンセプトに、チャイのある休息を通じて、はたらき方やライフスタイルを見直すきっかけを届けるブランドです。

今回は、私が何者であるかも含め、ツカノマチャイが誕生するまでのことを少しお話したいと思います。

私自身のこれまでの話も多いですが、よろしければご一読ください。


「がんばること」が当たり前で、喜びだった

福島県・猪苗代町。
山と湖に囲まれた、自然豊かでゆったりと時間が流れる町で、私は生まれ育ちました。

小学校から高校時代の私は、自分で言うのもおこがましいですが、勉強も運動もそこそこできる方でした。

勉強も部活動も「がんばること」が当たり前で、いつも一生懸命だった記憶があります。

1番になれたら嬉しいし、家族や学校の友達、先生に褒められることは、当時の私にとって何よりの喜びでした。

「がんばること」が当然で、それなりに結果もついてきていたので、大学受験まで大きな挫折なく過ごしていきました。


社会人1年目、初めてがんばれなくなった日

教員を目指して東京の大学に進学した私は、新しい世界や価値感に出会い、たくさんの刺激を受けます。

進路に悩んでいた大学3年の春休みに、思い切って東南アジアに一人旅に出ました。

旅をしたことで時間や場所に捉われない働き方に憧れを持ち、「フリーランスのWebデザイナーになりたい!」と思うようになりました。
(その時までデザインに触れた経験は全くなかったのですが…)

大学卒業間際、両親に頭を下げて学費を工面してもらい、Webデザインの勉強ができるスクールに通い始めます。

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同時に、Web制作会社でアルバイトも始めました。

配属は飲食事業部でしたが、フライヤーのデザインをさせてもらったり、Web事業部の方にアドバイスをもらったりと、環境を存分に生かしてデザインの勉強に精を出していました。

昼はアルバイトをして夜はデザインの勉強。またはその逆の日々。
寝る間も惜しんで休みなく毎日を過ごし、迎えた夏。

職場で悩みを抱えていたこともあり、またスクールの課題も思うように進まず、ある朝、職場にもスクールにも行けなくなってしまいました。

眠れない、食べられない日が続き、体重も一気に減り、電車に乗ろうとするだけで動悸がする。

頭では「がんばらないと」と思うのに、心も身体も全く機能しない。

そんな状態が続き、ついにアルバイトもスクールも辞め、両親に迎えにきてもらい福島へと帰ったのでした。


地元での引きこもり生活

地元に帰った私は、とにかく引きこもって過ごしました。

好きなだけ寝て、食べて、ぼーっとして、テレビを観たり昔集めた漫画を読んだり。
両親が気分転換にドライブに連れていってくれたこともありました。

「こんなに生産性のない毎日を過ごすのはいつぶりだろう」

最初は罪悪感でいっぱいでしたが、時間が経つにつれ、疲れ果てて空っぽになった自分が少しずつ充電されていくのを感じました。

そして1ヶ月半ほどが経ち、「そろそろ、戻ってやり直してみたい」と思ったのをきっかけに、再び東京に戻ってきたのでした。


「休むこと」を大切にしはじめて、人生が心地よくなっていった

地元・福島の風景

一度どん底を経験した私は、「頑張りすぎず、適度に休みながらのんびり生きていこう」と考えるようになりました。

「無理をしてでも頑張ることが当たり前」という気持ちから、自分のキャパシティ以上のことをしようとしていたことにやっと気がついたのです。

さらに、「人からすごいと思われたい」「褒められたい」という気持ちも少なからず持っていたために、他人からの評価を気にしすぎていたことにも気づきました。

これからは、しっかりと休みをとりながら、自分の心と身体の声にもっと耳を傾けて生きていこう。

そう決めた当時から5年が経ち、今では背伸びしたり無理をすることはほとんどなくなりました。
(もちろんお仕事でちょっと頑張ってみよう、というタイミングはありますが)

そして自分に正直に、心地よく生きられている実感があります。


チャイとの出会いと、新ブランド立ち上げのきっかけ

チャイと出会ったのは、アルバイトしていた飲食店でした。

そのお店では自家製ジンジャーエールを出していたのですが、その出涸らしを見た同僚が、「これを煮出したらチャイっぽくなって美味しいかもよ」と言い出したのがきっかけです。

当時チャイに苦手意識を持っていた私でしたが、その"チャイもどき"の美味しさに驚きました。

「ちゃんとスパイスを煮出して作ったチャイって、こんなに美味しいんだ…!」

その後もその同僚はときどき、当時コーヒーが飲めなかった私のために"チャイもどき"を作ってくれました。

スパイスが煮出されるコトコトという音とともに、良い香りが漂ってくる。
そんな時間に癒されていたことをよく覚えています。

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そこからチャイの魅力にはまり、チャイ専門店を巡り始めました。
チャイのお店を訪ねるためだけに、夜行バスで関西に行ったりもしました。

その後、好みの味を求めて自分でチャイを淹れるようになり、ご縁があってシェアキッチンの間借りという形で、ツカノマチャイの前身であるCHAI STANDスパイスアップを始めました。

チャイスタンドを利用してくださるお客様は、年代性別問わず「ちょっと休憩しに」という方がほとんどです。

中には、毎週月曜日のチャイスタンドでの休憩をルーティーンにしてくださっている方もいます。

今は週に一度だけ、限られたお客様にしか届けられていないけれど、もっと多くの方にチャイを通じて「休息」を届けたい。

そう思ったのが、ツカノマチャイを立ち上げたきっかけです。


「ちょっと休憩してみませんか?」を伝えるために

現代社会において、「休むこと」は後回しにされがちです。
休まずに頑張ることが良しとされる雰囲気も、少なからずあります。

ですが、キャリアにおいても日々の暮らしにおいても、本来「休むこと」はとても大切であるはず。
私自身の経験からも、そう強く思います。

そして「休むこと」は、人生をよりよく、その人らしいものにしてくれると信じています。

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「うまく休めていないな」「もっと上手に休みたい」
と感じているすべての人へ。

「チャイでも飲んで、ちょっと休憩しませんか?」

そう伝えるために、ツカノマチャイを立ち上げました。

「チャイのある休息を通じて、はたらき方やライフスタイルを見直すきっかけを届ける」

そのために、ツカノマチャイは下記の活動をしていきます。


活動①|淹れたてのチャイを届ける

国立市にある「富士見台トンネル」というシェアスペースにて、毎週月曜日にチャイスタンドを営業します。

お買い物やお散歩のついでに。
通勤通学や、お子さまのお迎えの途中に。

「ちょっとチャイでも飲もうかな」と思った時に気軽に立ち寄っていただけるような、オープンなお店を作っていきます。


活動②|ご家庭でもチャイを楽しめる商品を届ける

ご家庭でもチャイを楽しんでいただくためのチャイ茶葉、そしてチャイシロップを販売します。

ゆったりとした休憩時間のおともには茶葉を。
時間がない時には、牛乳で割るだけのシロップを。

日常のシーンに合わせて、チャイをお楽しみいただけます。

また、チャイを淹れる・味わう時間をより充実させてくれる道具やグッズの販売も予定しております。

富士見台トンネルでの営業時や、同じく国立市内にある「みんなのコンビニ」というシェア店舗にて販売をさせていただきながら、今後はオンラインショップでもお買い求めいただけるよう準備を進めていきます。


活動③|「チャイと休息」のコンテンツを届ける

「はたらく・暮らす」と「休息」を見直すきっかけを届ける をコンセプトに、noteにて連載記事『ツカノマのはなし』をお届けします。

第1回の記事では、陶芸家・嵩下花奈子さんにお話を伺いました。(記事は近日公開予定です)

今後もさまざまな領域で活躍する方の「ツカノマ」について、キャリアと休息の両面からお届けしていきます。




長くなってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。

少しでもツカノマチャイにご興味を持っていただけましたら幸いです。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!

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