彼氏_絵のみ

「彼氏大好き!ボイスドラマCD」脚本サンプル

登場人物

・彼氏・・・・・・高橋佑介
・彼女A・・・・・・塚本オルガ
・彼女B・・・・・・いとうしの

場面【―同棲している彼氏と彼女。
   今日は彼氏の誕生日。
   彼女は彼氏のためにいつもより豪華な夕食の準備中。】

SE (ふわふわした可愛らしい音楽)

ナレーション (彼女Aの心の声)
「今日は大好きな彼氏の誕生日。今はおうちでお夕飯の準備中なの!
特別な日だからこそ、彼氏にはいつもよりももっと、大好きの気持ちをたくさん伝えたいな・・・・・・。普段はなかなか言えない言葉だって、今日くらいは、特別にっ・・・・・・!」

彼女A 「いっけなーい! もうこんな時間?! ・・・・・・ふえぇ〜〜ん! 早くしないと彼氏が帰ってきちゃうよおっ」

SE(ドアの開く音)

彼氏「ただいまー!」
―彼女A、少し焦った感じで
彼女A「あっ! おかえりー! 早かったね?!」

彼氏「おおー! 今日はすごいご馳走だなぁ」
―彼女A、照れのためすこしそっけない感じ
彼女A「え? あ、そう?」
彼氏「うん!ハンバーグに、ローストビーフに、ちらし寿司。それと、俺がずっと飲みたかった森伊蔵も! わざわざ手に入れてくれたんだっ?!」
彼女A「う〜ん、まあ、たまたまだよっ」
彼氏「ありがとう。俺のために頑張って用意してくれたんだね」
彼女A「いや、べ、別に」
彼氏「照れてるの? かわいいなぁ」
彼女「え、いや、そのっ」
彼氏A「大好きだよ」
彼女「・・・・・・ありがとっ」

彼女Aの心の声
(「もー!私のバカバカッ! 本当は・・・・・・私も大好きだよーって、言いたいのにぃっ!」)

彼氏A「ねぇ、俺さ、前から誕生日プレゼントにどうしても欲しかったものがあるんだよね・・・・・・」
彼女A「え! 欲しいものあったの?!・・・・・・ごめん、もう用意しちゃってたよ〜」
彼氏A「(フフッ)ありがとう。じゃあもう一個、おねだりしてもいい・・・・・・?」
彼女A「え、うん・・・・・・(?)」
 
SE (パカっと指輪を入れたケースが開く音)

彼女A「ええっ!!こ、これってまさか・・・・・・」
彼氏A「この素敵な指輪が似合うお姫さまを永遠に愛す権利を僕にくれませんか?」

彼女A「えっ。うそ。(涙声)・・・・・・ありがとう。ほんとうに嬉しいよ・・・・・・! 私、私、彼氏くんのこと、彼氏くんのことっ・・・・・・ほんとに、ほんとにだいす・・・・・・ッ!?」

ーこの彼女Aが「だいす(大好き)」と言うタイミングで彼女Bのセリフがかぶってくる。

彼女B (声強めに)「好きだー!大好きだー!彼氏大好きだー!!好きだ好きだ好きだ好きだ!!」
―彼女Bの叫ぶような声。

彼氏・彼女A「えっ?! 誰?!」

彼女B「ちょっとアンタぁ、人の彼氏になにちょっかい出してんのよ?!」
―彼女Aに摑みかかるような雰囲気。

彼女A「はぁ?! この人、私の彼氏だけど?!」
―彼女A、彼女Bに応戦するような雰囲気で。
彼女A「彼氏くん、どういうことっ?! この人、誰?!・・・・・・まさか・・・・・・浮気相手?!」

彼氏「いやいや、浮気なんてしてないって。」
―彼氏、困惑した雰囲気で彼女Aに対応したあと、やや声色を変え詰め寄る感じで彼女Bに話しかける。
彼氏「てか、勝手に人んちにはいってきて、君は一体なんな・・・・・・」
―彼氏、ここで彼女Bの顔をのぞき込むようなイメージ。
彼氏「あれ?どこかで・・・・・・会ったこと、ある?」

彼女B「もー! やだなぁ! 会ったことあるも何も、私は君の彼女で、君は私の彼氏だぞー!!」
彼女A「ちょっと、どういうこと?! えっ、彼女?!彼氏?!まさか二股・・・・・・?!」
―彼女A、かなり動揺してる。

彼氏「いや、違う、違うそうじゃない。絶対そんなんじゃないんだよ! ・・・・・・でも、俺、この子と、どこかで・・・・・・」

彼女B「どこかでもなにも、今こうして私たちは愛し合っているのだ!」
彼女A「ふざけないでよ! どういうことなの?! 説明してよ、彼氏くん・・・・・・!」

彼氏「いや、本当に、浮気とか、二股なんてしてないんだよ。でも、俺・・・・・・この子と、前に――。」
―彼氏、何か言おうとして言葉が続かなくなるようなイメージ。
彼女Aはそんな彼氏Aの気持ちを推し量るように、おそるおそる尋ねる。
彼女A「もしかして、元カノ・・・・・とか? あの、なんていうか、元カノがストーカー化しちゃった、とか?!」

彼女B「はあ?何言ってんの、この女」
―彼氏、彼女Bの言葉と重なり気味につぶやく
彼氏「いや、元カノでも、ストーカーでもない・・・・・・」
―彼女B、間髪入れず
彼女B「彼女だよね?」
彼氏「・・・・・・。(否定も肯定もしないような声の演技)」
彼女A「彼女は私だよね?」
彼氏「・・・・・・うん!」
彼女A「・・・・・・じゃあ、この子は?」
彼氏「・・・・・・。(否定も肯定もしないような声の演技)」
彼女B「彼女だって言ってるじゃん。あなたが何者なのかは分からないけど、彼氏君は、あなたがかわいそうな勘違い女だから話を合わせてあげてるんじゃないの?! だって彼氏君、優しいもん」
彼女A「あなたが私の彼氏の何を知ってるって言うのよ!」
彼女B「なんでも知ってる。彼氏と私は一心同体だもん」
彼女A「何言ってるのよ、ああっもう許せない!あなたが彼氏と一心同体なら私は彼氏と同一人物なんだからっ!」
―ここまで、彼女AとBの掛け合いのようなイメージ。

彼女B「・・・・・(不敵な笑み)彼氏想う、故に我あり・・・・・・」
彼女A「・・・・・(相手の迫力に気圧されたようなイメージ。)・・・・・・っ、あなた・・・・・」
彼女B「彼氏だけが人生」
―彼女A、フッと、少し笑うようなイメージ。
彼女A「なかなか分かってるみたいね。いいよ、じゃあ、勝負しよ? どっちのほうが、彼氏を好きか。本当の彼女だったら、本気の愛情表現、できるよね?」
彼女B「望むところ」

彼氏「お、おい、そんなことしたって・・・・・・」

彼女A・B「彼氏君は黙ってて!!」

―ここから「愛情表現バトル」に入る。

彼女A「先攻。いくよ。・・・・・・彼氏大好き!」

彼女B「・・・・・・後攻。・・・・・彼氏!彼氏大好きが溢れて止まらない…! ラブフォーエバー! 彼氏ー!!」

……突如はじまったふたりの「彼女」によるガチバトル!
一体この戦いの先には何が待ち受けているのか、乞うご期待!
(って感じです。)

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サポ希望

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小説を書いています。Twitter : @TSUKAMOTO_OLGA
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