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はじめてスーパーボウルを観る方へ。


明日は年に一度のスーパーボウルです。今年はAFCからチーフスが、NFCからはバッカニアーズが勝ち上がりました。やっぱり注目が集まるのは新旧QB対決。若干25歳のマホームズは昨年もスーパーボウルを制し、MVPまで獲得。今年は連覇がかかってます。一方のバッカニアーズQBは、泣く子も黙る大ベテラン、トム・ブレイディです。20年間ペイトリオッツを率いた超超スーパースターは、新天地1年目にしてチームを13年ぶりにスーパーボウルの舞台へと導きました。しかも今年はNFL史上初のバッカニアーズ本拠地での開催…こう書いているだけで興奮してきますね!!

…と、こちらは非常に、もうマジで今年は特に超興奮しているのですが、、、皆さんはどうでしょうか???聞くのも怖いですが、スーパーボウル、観たことあるよーって方、どのくらいいます??「ニュースで結果をチラッと」とか、「ハーフタイムショーがカッコよかった」なんて方は多いかと思いますが、そもそも、アメフトの試合を最初から最後まで観たことのある日本人って、何パーセントくらいいるんでしょうかね…。

アメフト。日本ではなかなか距離感のあるスポーツのように思われますが、あの、、、これが超面白いんですよ……。超、です。間違いなく、超。(アメリカではスーパーボウルともなれば『街から人が消える』、なんて言われるほどなので…)

ただし、やったことがない人や触れる機会のない人にはどうしても縁遠いスポーツのように感じてしまいますし、興味本位で観てみてもルールが分からずゲームが進んでいってしまいます…。自分も最初はそうでした。僕の場合は、大学に入ってからADのアルバイトでアメフト番組、アメフト中継を担当したことがきっかけで知るようになったんですが、といっても、それまでまったく馴染みのない、かつ複雑なアメフトのルールを理解するまでは相当大変でした…。でも、分かってしまえばそのルール達もすべて「試合を面白くするためのもの」なので、奥の深さが超あって、より面白みを感じられるようになるんです!

が、ひとまず、「初めてみてみようかな!」みたいな方のために、僕がはじめ理解に苦しんだポイントを少しだけ列挙したいと思います。超簡潔に押さえているだけなので、詳しく言えば違うんだけど…みたいなことも出てくるんですが、初めて観る方の参考になればと思います!
(以下、メモ書きのようになりますが、すいません)

【「マジでわかんない」と戸惑いやすいポイント】
◎プレイが中断しまくる
◎時間も動いたり、止まったりしてる
◎いきなり7点とか3点とか入る
◎実況・解説の人が興奮してるけど何が起こったのかよく分からない

・アメフトは攻守がハッキリと分かれており、攻撃の際は、一回一回仕切り直しが入ります。陣形を組み直し、「一回目の攻撃」、「二回目の攻撃」、、という形で進んでいくので、中断しまくるように見えるんです。
攻撃の方法としては、QB(クオーターバック、司令塔)がパスを投げるか、誰かにボールを託して走らせるか、の二択がメイン。毎回、次の攻撃は何をするか、陣形を組み直しながらQBを中心に選択していくことになります。(野球で言うと、「次何投げる?」みたいな感覚で一回一回陣形を組んでいく感じです)

・アメフトは基本、「陣取り合戦」です。
「4回の攻撃で、10ヤード進めるかどうか」の挑戦を続けていき、相手のゴールラインを目指す。10ヤード進めたら、進めた位置からまた次の10ヤード更新を目指して前進していきます。そのままゴールラインまでいければ「タッチダウン」、その手前で止まってしまっても、近くまでいけば「フィールドゴール」のチャンスがあります。

タッチダウン  …6点(+1、2点)
フィールドゴール…3点

タッチダウンの後に、サッカーのPKみたいな感じでもう1点追加できるキックチャンスがあります。だいたいはこの1点を追加するので、基本的にはタッチダウンしたら7点入ると思ってください。(外すこともあるので、そしたら6点です)
さらに、ゲーム終盤で相手チームとの点差をみて「ここで2点追加したいぞ…!」という場面の時に、2点追加するための方法をとることもあります。これはワクワクします。きっと解説の方が興奮気味に説明してくれるはずです。(他にも得点パターンありますが、一旦保留でオッケー!)

・画面表示で「1st & 10」とか出てくるのは、「1回目の攻撃 & 残っているヤード数」です。(「1st & 10」「2nd & 6」「3rd & 2」とか)
4回目の攻撃で「攻撃するのを放棄して次の相手の攻撃がなるべく遠くから始まるように思い切り蹴る」という攻撃があります。(しょっちゅう出てきます。「パント」といいます)
※蹴る行為には「得点の時」と「攻撃権放棄の時」があるので混乱しやすいですが、みてれば理解しやすいかと思います。
逆に、「4回目もいくぞ!」と攻撃を続ける選択をするときもあります。重要な場面になりますので、解説してくれるはずです。「ギャンブル」と呼ばれています。興奮します。

「試合時間が動いたり、止まったり」するのは、「プレイの終わり方」によって時計が進んだり止まったりするようにできているからです。これが観ていて分かりにくくなる要素の一つでもあるんですが、逆にアメフトの醍醐味の一つなんです…。時間をうまくコントロールすることで、試合展開が劇的に変わってきます。ゲーム終盤になると、リードしているチームは時間を早く進めて終わらせたいし、逆に追いかけるチームはなるべく時間をかけずに得点するためにプレイを選ぶのがセオリーになっていきます(その裏をかいて攻撃する、とか心理戦になって面白いんです…)

時間が止まる目安を分かりやすくザックリ言うと、
・パスキャッチ失敗したら時計が止まる
・ボール持ってフィールドの外に出たら時計が止まる

といった感じです。
一回目の攻撃でパスを投げて、キャッチ失敗、となれば、二回目の攻撃に備えて陣形を整えている間の時間は「止まり」ます。
逆に、一回目の攻撃でランを選んで、2ヤードくらい進んで二回目の攻撃に備えて陣形を整えている間は時間が「進み」ます。

終盤でリードしているチームはランで時間をどんどん消化していくし、負けているチームはどんどんパスを投げて、キャッチした選手はフィールドの外に出て時計を止めるようプレイしていきます。

◎実況・解説の方が興奮してる時は、だいたい得点の瞬間か、ファンブル、インターセプト、QBサックの瞬間

ファンブル…ボールを持った選手がタックルを受けたり、バランスを崩してしまいボールを落としてしまうこと。この時、次にボールを確保した選手のチームが攻撃権を得られる

選手がボールに群がるようにガンガン覆いかぶさっていくのは、こういう時です。守備側がいち早く確保できれば、その場から攻撃開始できるビッグチャンスに繋がります。

インターセプト…パスを守備チームがキャッチすること

その段階で攻守が入れ替わるビッグプレイです。否応なしに超興奮します。

QBサック…クオーターバックがパスをどこに出そうか探っている間に守備チームがタックルを決めること

QBがパスコースを考える時間を確保するために味方が周りを囲んでいるんですが、それをなぎ倒して、またはくぐり抜けて守備側の大男がQBをおさえる瞬間、立ち上がるほど盛り上がります 笑


…と、ぐちゃぐちゃと書きましたが、超おおまかにはこんな感じです。ここに反則やタイムアウト、チャレンジなどなど入ってきますので、その時は解説やテロップに注目してみてください。「何が反則で何が反則じゃないんだ!?」とかまで気になり始めたらハマってきた証拠です。「今のはガードが超よかった!」「あのディフェンスの選手、ヤバくない??」とかなってきたら沼地へようこそです。「陣取り合戦」は日本の文化としてハマりやすい、なんて言われてますから、分かるとどんどん面白くなっていくと思います。漫画「アイシールド21」が分かりやすいですので是非是非!


超ザックリおさらいすると、

・攻守交代制の陣取り合戦!
・時間はときどき止まるスポーツ!とりあえずあんま気にしない!
・タッチダウンしたら7点、フィールドゴール3点!
・第4クオーター辺りからタイムコントロール合戦にも突入!この辺から時間も気になるところ!
・そもそも身体能力バケモンだらけなのでスーパープレイは超迫力ある!
・ハーフタイムショー、ヤバい!お金かかってるー!


そんなわけで、今年は自粛のおかげでプレーオフもだいぶ観れましたので明日が心底楽しみなんです…。マホームズ、足大丈夫かな?全快でありますよう!個人的にはバイト時代からずっとスーパースターでい続けているトム・ブレイディの凄みを、しかと見届けたいと思います…!興奮しながら書いた乱文、失礼しました!


#スーパーボウル #nfl #ラブレターズ

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