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患部だけタモリ式入浴法
背中のちょっと広めの範囲がカサブタ化して当面「こすらず触らず」で回復を待ちたい状況。患部を清潔を保つにはと考えてみて、タモリ式入浴法に思い至った。タモリ式入浴法はこんな感じ。
石鹸でのこすり洗いをせず、ぬるめのお湯に設定した湯船に10分以上浸かるだけ。
お湯に浸かるだけで、相当程度の汚れを落とす力がある。
お湯に浸かるだけだと、皮膚の常在菌へのダメージも少ない。
シャンプーや部分的な石鹸の利用は人それぞれ。
その人本来の自然な体臭が戻るとの見解もあり、においケアが必要な可能性もありそう。
個人による体験談や解説は、入浴方法や効果の説明がまちまちでまとめ難かったので参考に留め、以下の記事をベースにまとめる。
「タモリ式入浴法」は簡単そのもの。ぬるめのお湯に設定した湯船に10分以上浸かるだけ。それだけで、汚れの8割方は落とすことができるというもの。その方が、皮膚に良いとされている常在菌を落とすことがなく、肌も乾燥しにくくなるのだそうです。
皮脂膜、角層、顆粒層から成るわずか0.02mmの「皮膚バリア」を壊さないよう、タオルで強くこすらないことはアトピー性皮膚炎や乾燥肌の対策としても勧められていた。違いは石鹸も使わないことで、皮膚の美肌菌とも呼ばれる常在菌を流し去ってしまわないようにという。ここで言う美肌菌は皮膚バリアの外と中にいる表皮ブドウ球菌のことらしく、石鹸洗いで皮膚バリアの外の、タオル洗いだと皮膚バリア内の美肌菌までが流されてしまう、という理屈。
この石鹸を使わないという点が人によってレベル感まちまち。タモリ式入浴法を実践しているという夏井医師は「頭皮もお湯だけで洗う“湯シャン”で十分です」。窪塚洋介は「頭はシャンプーで洗います」。福山雅治は「足の指の間、足裏や耳たぶの裏などの気になる部分には石鹸を使う」。こういう医師見解もあった。
汗や不要な角質はお湯だけで落ちるけれど皮脂は落としきれないので、Tゾーン、胸や背中の真ん中、わきの下、耳の周りなどの、脂が多く分泌される部分は、石けんを使った方がいいでしょう。皮脂は時間が経つと酸化して肌にダメージを与えてしまいますから、皮膚科医の立場では適所に石けんを使うことをおすすめします。
汚れとあわせて、匂いの話も気になる。周囲に不快を催させたくないから清潔でありたいので、こちらの方が優先順位は高いかもしれない。
体臭については、「石けんの香りなどで隠れていた、本来の体臭がにおってきます」
石けんの香りに慣れた嗅覚は、その体臭をどう感じるのだろうか?「日本人が現在のようにお風呂に毎日入るようになったのは、せいぜい、ここ50年くらいのこと。それまでは週3回、銭湯に行くくらいでした」明治時代では女性でも洗髪は6週間に1度が望ましいとされていた。「においに対して鷹揚だったのでしょう」
鷹揚だったのかもしれないけど、日本のお香やフランスの香水の発達の陰にやんごとなき方々が体臭隠しにはたいた大枚があったと考えると、お大尽以外の間ではお互いさまという我慢だったのかもしれない。4人中3人が毎日入浴する現代、お互いさまが成立しなかったらと考えると、ちょっと怯むところがある。
僕は普段は石鹸を使う洗い方で問題を感じていないし、患部は「石けんを使った方がいい」に含まれないわき腹から背中の右より。当面はこのエリアだけタモリ式入浴法にすることにした。石鹸で洗わず、代わりに毎日ぬるめのお湯に15分余り。これで10日余り過ごして、ようやくかさぶたがだいたいきれいに消え去った。「患部だけタモリ式入浴法」という考え方、わりと役立つ機会多そうな気がする。
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