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電子レンジの湯沸かし時間

電子レンジでお湯って沸かしていいのかな、何秒間加熱すればいいのだろうと思って、ちょっと調べてみた。結論を先にまとめておくと、こんな感じ。

  • 電子レンジOKの容器を使うこと。金属使ってたり高温NGなものを使わない。

  • 100mlの湯沸かしは500Wのレンジで63秒、600Wで52秒、900Wで35秒で90度強になる。

  • 水量が倍(200ml)なら加熱時間も倍、水量3倍(300ml)なら加熱時間3倍。

  • 加熱を長くしすぎない。100度になっても温め続けると、取出し時などに瞬間沸騰して噴き上げることがある。

電子レンジ湯沸かしで気をつけること

耐熱ガラスで電子レンジOKの小さなポットを買った。多分今年最後の買い物じゃないかな。

PluieSoleil ティーポット(350ml)で紅茶

仕事中に紅茶を、寝る前にクマ茶(後述)を飲みたかったのだけど、ガスコンロとか使えない事情があるのでレンジでお湯を沸かそうと思った。レンジでの湯沸かしは、基本普通にチンするだけ。レンジのお約束として金属が入ってる容器は避け、耐熱の容器を使う。あと一つだけ、お湯を沸かす時の注意として「突沸」がある。

電子レンジで加熱した液体は、沸点を超えても沸騰が起こらない場合があります。この状態を過加熱状態といい、この状態の液体に衝撃が加わると、その液体が周囲に飛び散る「突沸」という現象が起きます。この状態に気が付かず、中のコップを取り出そうと電子レンジの扉を開けたり、紅茶のティーバッグを入れたりすると、それが衝撃となり「突沸」が起きます。

電子レンジで水を加熱する際に注意すること 

これはちょっと怖いけど、でも100度になっても温め続けるということをしなければ、起きなそうだ。そもそも電気のムダだからそんなことはしたくないし、電子レンジなんだから加熱時間の指定さえ間違わなければそんなことは起きない。

電子レンジでの湯沸かし時間

ではお湯を沸かすための加熱時間はというと、軽くGoogle検索してみても、スッキリした回答が出てこない。でもこんな話が出てきた。

電子レンジの出力が500Wだとすると1秒で500Jのエネルギーが水に供給されることになります。熱の仕事当量は4.19Jですから1mLの水なら500÷4.19 =119.3より、約120℃の温度上昇があることになります。おっと、これでは沸騰してしまいますね。逆に120mLの水なら1℃温度が上がる、と考えましょう。

電子レンジでコップ1杯のお湯を沸かすには何分必要か?(江頭教授)

すぐに出てこなければ、計算しちゃったほうが早いし、納得感が高いね。東京都水道局のデータでは、水道水の水温は平均17度ぐらい。+75度してやると、平均90度強となってよさそうだ。まず100mlで計算してみると、必要な熱量は100ml×75度×4.19=31,425J。500Wは1秒で900J分温めるということだから、31,425J÷500Wで加熱時間になる。約63秒。うちのレンジは500W、600W、900Wで加熱できるから、こうなる。

  • 100mlの湯沸かしは500W加熱だと約63秒。

  • 100mlの湯沸かしは600W加熱だと約52秒。

  • 100mlの湯沸かしは900W加熱だと約35秒。

100mlの加熱時間さえ分かってれば、あとは水の量が倍になったら必要な熱量も倍でレンジ加熱時間も倍、量が3倍なら3倍。僕の場合、900Wを使うから35秒とだけ覚えておけばいい。購入したポットは差し口の下ぐらいまでで300ml入るから、約35秒の3倍で105秒。もっとざっくり、30秒強の3倍で90秒強、「強」の分少し長めで100秒温めておくか、でもいい。ポットの半分なら30秒強の1.5倍で50秒ぐらいか、とか。

加熱時間さえ間違えなければ、突沸も起きないはずだし、まだぬるかったということもない。電子レンジ便利。

レンジとクマ茶と寝正月

寝つきの悪さを嘆いた時にクマ茶ことSleepytimeを勧められた。玄人は「クマ活」とか「クマ茶をキメる」というそうだが、家人の観測では、僕はクマ茶をキめた日はスムーズに寝ついてるそうだ。次はいつでも手軽にクマ茶を用意できる環境をと思ったのが、3月ごろ。耐熱ガラスポットと電子レンジで、1、2杯分のお湯を1分ほどで用意できる環境がようやく整った。ずいぶんひっぱったものだけど、ギリギリ年を越さずに済ませられました。これで寝正月の準備は完璧です。


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