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Surface Goで突然BitLockerキーの入力を求められた

ある日、隣人のSurface Goの画面が真っ青になっていた。BSODのブルースクリーンとは違うのだけど「使用できる状態に戻すには回復キーを入力してください」とあって、負けず劣らず不穏な雰囲気。画面の指示に従うと、二度の回復キー入力と再起動を経て、Windowsが立ち上がってくる。おかしなところもない。なにがあったのと聞くけど、気づいたらこうなってたらしい。

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2、3日して僕のSurface Goが顔認証に失敗する。カメラをオンにできないと出ている。さてはWindows Updateかと見てみると、案の定ファームウェアの更新があり再起動待ちだった。編集中のドキュメント等を閉じて、再起動。するとまたこの画面にお目にかかる。なるほど、隣人氏の場合は自動的に再起動された後だったのか。

回復キーとかBitLockerキーとか初めて使うけど、特に戸惑うところはなかった。画面の指示にある通りに、iPhoneでaka.ms/recoverykeyfaqを開く。

ここから「Microsoft アカウントに保存した場合」を開いて、Microsoftアカウントにサインイン。「保存」した覚えはないけど、紙に印刷だとかUSBメモリに保存だとかした覚えはないから、試せるのはこれしかなかった。やってみると、2つも回復キーが出てきた。

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先ほどの青い画面には「回復キーID」という長い文字列が表示されてたので、それと先頭部がキーIDと一致する方だろう。そちらの回復キー(5桁か6桁×8個の数字)を青い画面には入力し、続行をクリックする。「正しい回復キーです」と出るので「再起動」をクリックする。ここでなぜかまたBitLockerの青い画面になり、再度回復キーの入力と再起動をするのだけど、その次こそは普段通りにWindowsのサインイン画面が立ち上がってきた。今度は無事に顔認証もされ、我がデスクトップに再会する。

……ということがあったのだけど、これは一体なんだったんだろうな。それらしい情報は見つけられなかったのだけど、実は回復キーの入力をスキップしても平気だったというTweetがあった。

そもそも、BitLockerはWindows 10 Proで使えるディスク暗号化の機能じゃなかったかな、と思う。市販のSurface GoはWindows 10 Homeで、ディスク暗号化はできないのかと残念に思ったことがあるくらいだ。だからなんでここでBitLockerなんてものが顔を出すのかよく分からない。

実はWindows 10 HomeでもBitLockerが利用可能になりますなんて話だったら大歓迎です。でもそれならニュースになってそうと思って探したけどなかったわけだし、暗号化の有無を問わず回復キーを聞いてしまうようなパッチ実装のミスかな、とは思うけど。

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