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音楽業界をかじっている会社員がNCT127 WALK - The 6th Albumを聴いてみた(1/11)

普段はバンドものの音楽をよく聴いていて、たまーにK-POPとかポップスとかを聴いているどこにでもいる音楽好きです。
NCT 127のカムバックしたので、興味本位で楽曲レビューを書いてみました。
主観でしかない自己満のレビューですがお付き合いくださいませ。

M1 Intro: Wall to Wall

瑞々しく奥ゆかしく展開していくエレクトロサウンド、そんなどこか神聖さすらも感じられるイントロから始まり、テヨンのヒリヒリとしたシリアスさが印象的なラップ、ジェヒョンの甘く耽美なボーカルへと繋がっていく。

ドヨンのハイトーンボイスから紡がれる歌声は聴き手の心を鷲掴みにすると同時に本作品の全貌を予感させるようである。

相変わらずエモーショナルな表情を見せるユウタのパート、艶やかな歌声のジョンウ、そしてマークのラップパートへと突入してく。

マークのこれまでを知っているファンであれば、この畳み掛けるようなラップ、その存在感を裏付ける彼の血に滲むような努力を走馬灯のように思い返すであろう。
さらには同じくラップパートを担うリーダのテヨンのラップが重なってくることでより一層重厚で深い深い意味をもたらしている。

「I’m right here」というセンテンスから垣間見られるNCT127としてメンバーそれぞれが歩んできた決して平坦とは言えない道のり、そんな果てしない道を歩いて(=walk)きた彼らの決意と覚悟、そして訪れるであろうこれからの未来に向かって直向きに突き進んで行こうとする姿が眼前に浮かぶようである。

バトンが繋がっていくかのように目まぐるしく入れ替わるボーカル、そこから生まれる他に追随を許さないようなグルーヴに圧倒される。

しっとりとしたミドルテンポのトラックでは個々人のボーカリストとしての実力が求められるが、そんな要求を一蹴するかのようにトップレベルのパフォーマンスを示した1曲だと感じた。

実際にライブ会場でこの曲を生で体感してしまうと、何か戻って来れなくなってしまうような気すらしてしまう。

イントロダクションとしてはあまりにも贅沢で豪華で彼らの今のモードを体現した1曲ではないだろうか。

M2「Walk」以降は不定期で更新予定です。
(メンバーへの言及が少なくてごめんなさい!)

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