プラマイゼロ

総量は変わらないという。
プラスがあれば、マイナスがある。
良いことがあれば、悪いこともある。
人生は振り子のようなもので
極端に悪い方に振れれば、良い方に振れる時が必ず来る。
自分が良い思いをする一方で、悲しい思いをする人がいるのかもしれない。
生まれるものがあれば、無くなるものもある。
生まれる命があれば、亡くなる命がある。
プラスの値が大きければ、マイナスの値も大きくなる。
プラス100＋マイナス100＝0
イコール0が変わらないのであれば
プラス500に対応するのはマイナス500である。

なんでだろう。
しっくりくるところもあれば、腑に落ちないこともある。

良いものを生み出せば、プラスが重なれば、総量だって大きくなるのでは。
目に見えないものだってエネルギーになるはず。
心を込めて生み出したもの、相手の事を想って書いた手紙。
心や願いが積み重なれば総量は大きくならないのか。
マイナスだと思っていた過去の出来事だって、プラスに転じることが出来る。
想いだって力だ。
想いが力を生むんだ。

何が正しいか分からないし、何がウケるかもわからない。
自分の信じるものがある。大切にしたいものがある。
目先だけではなく、少し先の世界を見据えながら。

人の命なんてあっという間だし、出来ることなんて限られている。
でも、だからこそ、接する人たちが「プラス」を生むための触媒になりたい。
成ろうと思ってなれるものではないけれど、成ろうと思わないと。

おれがこうありたいと思う人たちは、常に変化し、常に自分を使って誰かのために何かを生み出している。

やっぱり、おれはこれからのために自分を使いたい。
陸上や駅伝で接する人に、火をつけたい。
そのためにも、自分の火は絶やさないようにしたい。

結果はゼロなのかもしれない。
でも、コンマ１でも力になりたいんだ。