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LOVE&FREE

心揺さぶられるものはいろいろある。
写真、言葉、色。
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高橋歩という人を知ったのは、兄ちゃんのアパートだったと思う。
当時の自分には全く無かったテンション、行動力、世界観、解放感。読むことすら躊躇ってしまう一冊。
この一冊で、「世界」が一気に近くにきた。淡々と綴る言葉にドキドキする。体温が感じられてワクワクする。空気が伝わってきてちょっと凹んだり。
世界一周とは行かなかったけど、外国に行く、日本をまわる、というきっかけになった。あとはハチクロかな。
読むのをびびったってことは、読んだら変わっちゃうということを身体が先に察知したんだろうな。
世界を巡っても、日本の中にいても、いつだって大事な問いは変わらない。
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お前は何のために生きる?
お前は何を大切にして生きる?
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上海とケニアに行った。
何が変わった訳ではない。当時だって今だって悩むし、落ち込むことも多々ある。
でも、あの時に見た空だけは、強烈に記憶に刻み付けられている。
それが、自分が外国に行った意味。
どんなところに行っても、空はつながっている。
180度、さらにその先を辿っていけば、その場所に行き着く。
今日も湖の畔でキリンが歩いて、ライオンは狩をしているんだろう。
生が生きている場所。
そのリアルから目を背けたくなる自分もいるけど、目に焼き付けたい自分もいる。
どっちも自分自身なんだろう。

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