2024年04月30日

 今日は永井荷風氏の忌日である。小説について、考えてみた。考えたことがなかったからだ。国語の授業の時に、ほんのすこしだけ感想文の出来がよかったから、原稿用紙が好きになったとかの具合だから、誰かに読まれることを意識しすぎることがあったかもしれない。それに、小説という存在にいろんな想いを載せすぎたのかもしれないという考えもある。(もちろん、素敵であるから否定ではない)
永井荷風氏の小説作法 一、に"小説は日常の雑談にもひとしきものなりや"という文章があった。
喫茶店のカウンターに座っていると、さまざまなひとの日常というものを感ぜられて、とてもひとりぼっちのはずなのにひとりでいるという感覚を忘れさせてくれる。非常に愉快なのは珈琲カッフェを2杯飲んだ。
飲み過ぎというのもあるかもしれないけれど、今日は特別だ。
ネルドリップをした珈琲カッフェは、特別にまろやかで後味がいやらしくなかった。ほっとする一杯をのんでいると、心から元気が出る。
これにチョコレートさえあれば、なおよかったなとも感じた。
 私にできることは、なんだろう。

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