#11 JETRO活用による海外ビジネス成功事例
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今日のテーマは、JETRO活用による海外ビジネス成功事例です。
JETRO活用による海外ビジネス成功事例
「これから輸出にチャレンジしてみたいな」、「海外進出ってどうやったらいいんだろう」と思っているかた。実は、JETRO(ジェトロ)※1では、「ジェトロを活用した海外ビジネス成功事例」という記事を公開しています。
※1. 日本貿易振興機構の略称で、日本企業の海外進出支援や外国企業の日本進出支援を行っている機関
Webには、2014年から2023年までの事例が、無料で紹介されています。
これから輸出をはじめる人にとっても、輸出が伸び悩んでる人にとっても、貴重な情報になるとおもいますので、かんたんにご紹介いたします。
全体像
このデータは、ジェトロのサービスを利用し、海外ビジネスに挑んだ企業を紹介しています。ジェトロでは、以下のような、海外進出に関するサービスを提供しています。(そのほかに数えきれないほどのサービスがあります。)
展示会・商談会への参加・・・海外販路開拓のきっかけとなる展示会・商談会への出展をサポートします。
輸出有望案件支援サービス・・・輸出戦略の策定から契約締結まで専門家がお手伝いします。優秀な製品を持っていながらこれまで輸出経験がない、あるいは輸出ビジネスを躊躇している中小企業が対象です。
農林水産物・食品の輸出支援ポータル・・・農林水産省や外務省、日本貿易振興機構(JETRO)などが共同で運営する、日本の農林水産物・食品を海外市場に展開するための窓口。
登録案件の分析
全体分析
全体で433件の登録があります。全体的にみると、アジアとの貿易や海外進出が突出しています。また、アジアでは、「農林水産物・食品(132件)と「機械・機器(86)」に関する案件で、全体の6.5割を占めています。
また、個別に開いていくと、案件の概要や、事業者の情報もありましたので、かんたんに分析してみたいと思います。
都道府県別の分析
事業者の所在地別だと、福岡県と愛知県が頭一つ抜けている感じでした。面積や人口比率から考えると、福岡県は「地方で海外貿易&進出への取り組みが多い都市」と言えるかもしれません。
福岡JETRO(貿易情報センター)は1952年に、日本で初めて設置された拠点のようです。
福岡県の案件を個別にみると、アジア向けの食品や機械が多いことは全体分析と一致しています。従業員数は50名以下の中小企業が多く、設立20年以上の企業も若い企業もどちらもチャレンジされている印象でした。
わが北海道の案件は、8件と意外に少なく、「GFP登録者が日本で一番多い都道府県だったはずですが、具体的な動きがまだない」のかもしれません。
対象国はアジアが多く、ほぼ食品か機械関係の案件でした。
まとめ
以上、JETRO活用による海外ビジネス成功事例を、かんたんにご紹介してみました。これから海外進出をはじめたいという方は、先を走る先輩企業やモデルケースになる案件を見つけて、目標にしてみるのもいいかもしれません。
弊社も、GFP北海道やJETROと連携し、みなさんの海外進出のお手伝いをさせていただければと思います。
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