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編集担当本のこと

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ぼくが編集担当した本について書いた記事をまとめました。
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#編集

「編集者になろう」と思ったあのころの圧倒的な尊敬を忘れてはいないか。

「編集者になろう」と決めたのは大学2年生の4月でした。松家仁之さんの授業を受けて、編集者に…

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うまい文章じゃなくて、本気の文章を読みたい。【あばれる君の初エッセイ編集後記】

小説や漫画に出てくる魅力を感じてしまうキャラクターっていますよね。挙げればキリなんてない…

2023年の仕事をふりかえる

noteで #今年のふり返り の記事をたくさんの人が書いているのを見て、ぼくも 2023年の仕事のふ…

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本を作って、自分の人生も、読者の人生も良くなっていく。こんな素敵なことってありま…

■「自分がいちばん自分を理解している」それはほんとうか? 「自分がいちばん自分のことを理…

本の「テーマ」に悩んだ結果、オマエあんま調子のんなよ、と自分で自分を戒めた話

本には「テーマ」があります。 例えばエッセイなら、食、育児、恋愛、闘病記、読書……さまざ…

戦争に慣れてしまわないように。村上春樹さんへの翻訳依頼に込めた編集者の想い

まさか村上春樹さんと仕事ができるなんて……! ポプラ社で一般書の編集をしている辻と申しま…

企画から編集・営業まで同時に行う「兼務」だからできた企画とは?~益田ミリさん『おとな小学生』新カバー~

会社で働かれているみなさん、兼務ってされたことありますか? 社内の複数の部署に所属し、それぞれの部署での仕事を融合させてフットワーク軽く動く働き方――兼務。 ひとつの部署の仕事だけでいっぱいいっぱいなのに、複数の部署の仕事を同時にこなすなんて、僕は目が回ってしまいそうです。 ※ ここに、益田ミリさんの『おとな小学生』という特別な本があります。 ちょうど最近、本屋さんで並んでいるのを見かけたことがあるかもしれませんが、これは2016年に刊行された文庫本(単行本は2013年