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オンラインでも終演は寂しい

まるでゆめのようだリモート特別企画

「丑三つ時、君と、電話。」

一週間の公開期間を終え、動画を非公開に・もとい終演しました。

ご来場、いや、ご視聴してくださった皆様、ありがとうございました!

慣れない、なんて言えばいいのかわからない。笑


感想やサポートをくださった皆様。

ほんとうに、ほんとうに嬉しかったです。ありがとうございます。

劇場では、客席にお客さんがいることがまず我々にとって何よりのご褒美です。作ってきたものをみなさんの目でとらえてもらえることが一番嬉しいのです。

客席に溜まった空気が、みなさんの呼吸でもわもわと動きます。ピタリと止まったりもするし、ほぅ、と一気に吐かれたりもします。

その空気を感じ取って、わたしたちはいつもお芝居をしていました。

その空気を動かすために、わたしたちはお芝居を作っていました。

それが感じ取れないオンライン配信、正直不安でした。

その中で頂けた感想やサポート、「ああ、ちゃんと届いたんだ」と心が油しみしみの油揚げになったような感覚がしました。じゅんわぁ〜〜。


この一週間、「もしかしたら誰かが見てるかも」とワクワクしました。

初めてだらけで拙い動画だったと思います。

企画も最初考えてたものから、どんどん形を変えていきました。

のほほんとやっているようで、実は結構苦しい葛藤があったりもしました。

だけど動画を公開し、非公開にするまでのこの1週間は、自分の作った小さな演劇っぽい?動画がそばに居てくれるような気がして、ちょっと不思議な気持ちでした。


そして7月8日23:59が7月9日0:00になる瞬間に動画を非公開にした時。

なんとも言えない「あ、終演したんだな…」という感覚がありました。

普段はこの感情も、役者やスタッフさんと一緒に味わえるのですが、きっとこれは非公開ボタンを押した私しか感じられないんじゃないかなあ…。もったいないな、やっぱり。色々と。

劇場で会いたいです、役者やスタッフさんにも、お客さんにも。やっぱりね!


だけど本当に色々と考えさせられた自粛期間でした。私はまだまだ甘々やろうです。作品だけかけてりゃなんでもいいやとか思ってないで、ダイナミックに壁にぶち当たらねばならんなと思っています。

32歳直前にして、素敵な1週間を共に作り出してくれた親友・石井亜早実と中村郁実に心の底から感謝です。

二人の活動にもぜひ注目してください!私より全然でかい舞台や事務所で頑張っていますし、石井は舞台で、中村はライブで観るのが何よりも最高です!!


今度は劇場で会いましょう。きっと。

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