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ひとりぽっち研究所

#今日のワンシーン  ほぼ毎日は続かなかった。無念。でも何かあった日はラジオでも配信するつもりで、ふと更新しますね。

今年は「去年作った土台を踏みしめて固める年にするぞ!」と思っていたはずが、まーーーた色んなことを挑戦しては一旦置いて熱を冷まして、また解凍して角度を変えて見直して…みたいなことをやっている日々になってしまいました。それもこれもコロナのせいよ!

と言いたいもんですが、「お前の土台は踏みしめるにはまだユルいぞ」ということなのかもしれません。そうに違いねえ。

色々やってみては飽きているように見えていると思います。

「そうじゃないんだ!」とは言えません。「飽きること」も感覚のひとつなので…とかかっこつけだなコレはただの。


わたしはわたしだけの、ひとりぽっち研究所をやっているんだと思います。


ここ数年創作活動を続けてみて、色んなことを考えすぎてぐっちゃぐちゃの、善悪も前後も倫理もなにが正しいのか分からなくなっている脳みそがトントントン、と本を揃える様に整理される体験を何度かしました。

整理されるのは必ず、作品を書いてる時なんですよね…。

去年書いた「ひとりぼっちの夜」と「うまれおちますオペレッタ!」は、2016年頃から?もっと前から?わたしが色んなことにモヤモヤ・イライラして混沌とした脳みそが一気に整理された作品でした。(おしまい おしまい も近いものがあったなあ)


今、世の中は差別問題や政治問題、芸能の問題もあれやこれやと入り混じって混沌としており、誰もが「なにを信じるべきか?自分はなにを発言するべきか?」を少なくとも指先ひとつまみは考えているのではないかと思います。

現実が強すぎて、フィクションで何を描くべきなのかすごく悩みます。

何を伝えたいかとか誰に刺さるかじゃなくて、自分に刺さらない作品なんか書きたくない。自分が楽しめる演劇を、自分に刺さる演劇を追い求めているんだなあと再認識しています。

なので、自分に刺さる自分だけの意見ややり方を見つけるまでがとんでもなく長い道のりなんですよね。

この道のりは作品を書くたび長くなっているような気がします。

まだまだ若輩者なのに、こんなに道が長くてどうするんだ〜!と自分が嫌になりますが、そうじゃないと書けないんだから仕方がない。諦めて自分と仲良くやっていかねば。


…それを思うと、ここ最近は自分と喧嘩している感じだったな。

「お前もっとやり方ないのか!?」「もっとサクッと書けるだろ!」と自分のことを殴っていた様な気がしてきた。

なぜか、ヘアスプレーのキャスティング人種問題あたりをきっかけに、自分を殴るのをやめられたんですよね。はっきりした理由は分かりませんが、多少「進みたい道」が明確になったからかな?かも?


まるゆめを愛してくれていた古参の皆さまにはあまり喜んでもらえていない気がほんのりしていますが(そんなことなかったらごめん、わたしの気にしすぎだわ笑)わたしはやっぱ、和製ミュージカルを作ることに本気で取り組みたいと思っています。

いつかまるゆめでは、おもいっっっきり不条理な、メタ要素満点のミュージカルをやりたいな〜と思ったりして。それこそ長い道のりになりそうだ。


こうして、ひらたあやの、ひらたあやによる、ひとりぽっち研究所は死ぬまで研究を続けていくんだと思います。ああでもないこうでもないとグダグダ一歩進んで二歩下がる間抜けな姿を見て「お前そんなんじゃだめだぞ」と尻を叩きたくなる方も多くいると思います。

ほんっと情けないことばかりで、歯が抜ける夢ばっかり見て震える日々です。だけどこんなに情けないから、作れるものがあるんとちゃうのん!くらいのあっけらかんのすっぽんぽん(?)で、珍道中を歩んでいくぞ。


突然の《今日の短歌》

梅雨入り雨だれ枕の上に垂れたよだれの湿気あたたか

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