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あすなろの手紙~俳句を添えて~ 鶫 13
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これは、俳句を通じて知り合ったnote上の妹弟、alohaさんと鮎太さんと共に紡ぐ、俳句を添えた公開往復書簡である。
鶫の十二通目
鮎太さんの十三通目
alohaさんの十三通目
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aloha様、鮎太様
あっという間に三月も中旬。年度の終わりが見えてきましたね。
学生の頃よりは三月の終わりがもたらす変化は小さいけれど、三月締めの会社に勤めていたりするとそれなりに区切りがあるし、何といっても幼い頃から染みついた「三月の終わり」の雰囲気は、年末年始とはまた違うように思います。私が転勤族だったからかもしれません。子供の頃の引っ越しは大抵三月でした。今は季節に限らず、いきなり言い渡されるのだけれど。そういえば、今の辞令も三月だったなあ。
さて、そんな三月の終わりのイメージから、先にロハさんの質問にお答えしたいと思います。「桜の花を見て思い出す曲」
何曲か思い浮かんだのですが、一番はこちらかな。いきものがかりの『SAKURA』です。カラオケでも随分歌いました。
ここでは詳しく書きませんが(というか多分どこでも詳しく書かないけど)ちょうど自分の人生の中で一番大きな別れがあった頃の歌でもあるので、その思い出と重なって今でも思い出します。
とはいえ、ここ暫く桜を見ていなかったので今回久しぶりに思い出しました。素敵な機会を有難うございました。
燕来て思ひ出ひとつ捨てに行く 橘鶫
桜の句は殆ど詠んでいないのですが、なんとなく去年詠んだこの句を思い出しました。
続いて鮎太さんからのご質問。「自分を動物に例えるなら」
…それ、私に訊く?笑
いえ、真面目に考えましたよ。アイコンはイヌワシですけれども、橘鶫の鶫はクロツグミですけれども、私は鳥が好きなだけで鳥ではないと思うのです。
私自身はおそらく馬に近いのではないかなと、馬に乗っていて思います。馬にも色々な個体が居て、優しい馬も意地悪な馬もいるけれど。
最初は警戒心が強いけれど一度心を許せば深く付き合えるところとか、基本律儀なのだけれど優先順位がはっきりしていて時にツレないところとか。やるべきことは一応やるのだけれど常に楽する(サボる)機会をうかがってるところとか。そういう、相反することが微妙なバランスで存在している感じが似ているように思います。そういえば高校の友人に、動物に例えるならばシマウマだと言われたことがあることを思い出しました。馬とは微妙に違うけれど。
では今回の私からの質問です。
「好きな香は何ですか」
そのままの植物でもアロマでも、はたまた森の匂い海の匂いなんかでも、ご飯の香でも煙の匂いでも、雨の始まりの匂いなんていうものでも、香ならば何でも構いません。ひとつでなくてもいいので香りをキーワードに自由にお話を聞かせてください。
暖かくなってきたとはいえ季節の変わり目、体調など崩さず元気で過ごせますように。
年度末に大きな組織改正があって割と忙しめの長女
鶫より
鳥たちのために使わせていただきます。