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【俳句幼稚園】「眼白」で三句

 春は沢山鳥の季語があったので、なんだか久しぶりの鳥季語の気がする。夏も季語になっている鳥は沢山居るのだけれど、紫乃さんの呟き俳句にはどのくらい登場するか楽しみ。
 今日は目白。昔の人はメジロをウグイスと勘違いしていたらしい。メジロは色的にも目立つけれど、ウグイスは地味な上に茂みに隠れて鳴く。だから実は鶯色は目白色。緑なのはウグイスじゃなくてメジロだ。どちらにとってもちょっと切ない。

蒼穹へ陽光溶けてゆく眼白

(そうきゅうへようこうとけてゆくめじろ)

軒さきの眼白告白する秘密

(のきさきのめじろこくはくするひみつ)

目白啼く僕は素直になつてゆく

(めじろなくぼくはすなおになつてゆく)


【扉絵】目白 White eye

ちなみにウグイスはこちら。


鳥たちのために使わせていただきます。