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Everything is up to usをアリーナから一番上まで大合唱できるその日まで

アイドリッシュセブン初の単独ライブ、Op.7が終わって2週間が経った。

いまのところ出演されたキャストさんの感染や体調不良のニュースはないし、観客はあの人数いれば多少感染が出た、という話は聞くけど、爆発的ななにかになったという話は聞かない(そもそも全国的に爆発してるけど)ので、ひとまず無事成功と言っていいのではないかな、と思う。


そんなわけで、2週間あたためてからこのブログをアップしています。




単独ライブが発表されたとき、すでに1日目か2日目のどちらかには仕事が入ることがわかっていました。結局1日目しか予定上そもそも行くことができなくて、円盤先行の当落発表のとき、ちょうど健康診断の日だったのもあって、気が気じゃなかったです。

当選がわかって安心したのか、血圧が低すぎて測り直しになりました。


1月下旬、東京近郊は感染者数がどんどん増えていて、首都圏在住の私でも、現地に行くかどうか少し迷いました。ましてや地方の方は本当に迷ったと思います。

(余談ですが、今回やまみつ色のワンピースを買って着ていったので、せっかくだからと美容院でヘアメもしてもらっていまして、その美容院がアイナナのオタクだらけなうえに、美容院でBGMにアイナナをかけてくれていて、REUNIONぶりの「こういう感じ」がめちゃくちゃ楽しかったです。)


セトリ感想

・DiSCOVER THE FUTURE

IDOLiSH7登場した瞬間、そこにIDOLiSH7がいること、この大きさの会場でライブの開催にたどり着けたこと、すべてがフラッシュバックしてきて、まず泣いてしまいました。


私はエンタメ業界の末端の末端で働いていて、この2年間、コロナの影響をモロに受けることも何回かありました。どんなにみんなが細心の注意を払っていても何が起こるかわからない、薄氷を踏むような思いの中で、キャストの皆さん、スタッフの皆さんがここまできたこと、この規模のライブの開催についてはきっと賛否あったと思うのですが、いまここでこれを見られていることがうれしくて、尊くて仕方がなかったです。


・Everything is up to us

「Opus」や「Intermezzo」に収録されている新曲もいくつか疲労されましたが、私は「Everything is up to us」が本当に好きで、たぶんこのアルバムで一番聴いていました。

今回のライブでもやるだろうとは思っていましたが、ゴスペルの要素もあるこの曲は、生の破壊力がやっぱりすごい曲でした。私のなかではこの曲で2時間ライブしてもらっていいくらい好きな曲です!!!


ただ一つ思い残すことがあるとしたら、「Lalala~」のところを大合唱できなかったこと。絶対いつかアリーナ規模の有観客ライブで、あの伴奏がなくなるところを会場の全員で大合唱をしたい。いや絶対する。するまでアイナナのオタクでいる。ので、運営の皆様、よろしくお願いいたします。


・ナナツイロ REALiZE

奇跡なんて言葉は いつが使いどきか?
そんなの分からない 笑っていたけど
偶然だけじゃ 生まれない 想像の先に
気付けば一緒に立ってる 泣けてきそうだろ


もう5億回言われてると思うんですが、ほんとうにこの歌詞ヤバいですよね?!ヤバすぎて語彙を失う。(もともとない)泣けてきそうだろどころではない。

アリーナライブをこうしてできている奇跡。Iから7に手の形を変える二階堂大和。天をさす陸の指を追うカメラワーク。全部が一気に押し寄せてきて、胸がいっぱいになりました。


・WiSH VOYAGE

本当は楽曲ひとつひとつ、パフェギミが2日目にリスポになるとか、POLiCYの演出とか、アリトロで目の前を和泉一織が通ったとき推しでもないのに唖然としたこととか、ミスアフェのARとか、書いておきたいことがたくさんあるんですが、長くなるので割愛します(すでにしきれていない)。最後のこの曲の映像でたまアリに空が出てきたとき、もう涙が止まらなくなってしまいました。

映像のなかで飛行機が空を飛んだときは、メットライフドームで見た光景を思い出したし、やっぱり初めてアニメ化したときの熱量を思い出すし、キャストさんの挨拶でもあったようにナナツイロの消えない虹が続いていく感じがして、これからもアイドリッシュセブン推そう…って思いました。(語彙力)


・Enc. Everyday Year!

これをアンコールでやる、マジでアイドリッシュセブンほんとやってくれた。泣く暇すらくれない。

Everyday Year!は、こんなブログを書くくらいには好きな曲です。



今日この日を終わろうとしている私たちに贈る曲としてこれ以上の選曲はありません。

このライブが終わったらまた、「代わりのある日々」が始まる(なんなら私はDAY2の日から仕事)けど、「明日もまたいいことがありますように!」なんて七瀬陸に言われたら「そうだね!!!」としか言えないんですよ。なぜなら我々は七瀬陸の訴求力の前に平伏するしかないので…。


不要不急なんかじゃない、けど、会場に来ないという判断も正しい。

まだまだ難しい時期が続いていて、気をつけないといけなくて、苦しくて、そんななかでの彼らのことばひとつひとつに本当に救われました。


・Enc. 3 MONSTER GENERATiON

まあそのあとにモンジェネなんて持ってこられたら泣くしかないんですよね。ボロッボロに泣きました。

何回叩いたかわからないはじまりの曲。ここからすべてが始まったんだなあと思いました。




和泉三月のはなし

今回のライブの感想でこれに触れないわけにはいかないのでもうすでに長いですがこの話をします。


「完璧な三月じゃなくてごめんな」

代永さんは挨拶でこんなことをおっしゃっていて、似たようなことを他の機会でも言っていました。


「完璧な和泉三月」ってなんだろう?結構ずっと私は考えていました。

和泉三月自体が「完璧」とは違うキャラクターだから、声が本調子でもいい、とかそういうことではなくて、代永さんがやる和泉三月が、私たちの「和泉三月」なんだよな、と思います。やる側の人にとってはとんでもないプレッシャーだろうなあと思うわけですが…。


ただ、和泉三月を「演じてる」となると、三月は特にストーリー上調子が悪いみたいなことはないので、それは「和泉三月ではない」ということになってしまう。

だから、「完璧な和泉三月じゃなくて」になるんだろうと思います。


私が(私たちが?)見たいのは、「完璧な和泉三月」ではなくて、「いまそこにいる和泉三月」なんだと思います。だから謝ることはないって思うし、代永さんがやる和泉三月を見続けたいと思う。

でもこれってこっちのエゴだよな~~~とも思うんですよね。


これに限らず、アイドルだとか、俳優だとか、「替えがきかない」プレッシャーを私たちは与え続けているんだな、と改めて思いました。

モモちゃんが言う「アイドルを苦しめるのはいつだって『好き』の感情なんだよ」にある、『好き』の感情で、自分たちが演者さんを苦しめてしまっているのではないかと、思いました。


そしてそんな私たちができるのは、感謝と賛辞をたくさん伝えることと、コンテンツをもっと盛り上げることだけなんだなと、ひしひしと感じるのでした…。

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