ユタニツグマサ

Maker / Lover of music and engineering

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最近の記事

pythonでVSTをいじれる"Dawdreamer"を試してみる

Dawdreamerとは?2021年のISMIR-LBDで発表された、オーディオ処理用のPythonフレームワークです。詳細は以下の引用を見て下さい 論文:https://arxiv.org/abs/2111.09931 大きくは FaustのPythonラッパーかつ、Faust to JAX /Flaxをサポート VSTi等プラグインのパラメタ操作やオフラインレンダリングが可能 という2つかなと思います。JUCEのprocessorを読み込める様ですがまだ見れてない

    • Convolution1Dの入出力サイズを指定して、必要なカーネルサイズとストライドを計算するコード

      convolution層を設計する時に、jupyter上でちまちまパラメータを変えてshapeを何度も確認するという事を繰り返していたのですが、 こんなのは人間のやる仕事ではない!何とか楽にしよう。という事で、タイトルの内容のコードを書く事にしました。 (でも、もっと上手い方法あるかも) 私は、VAEの設計をしているのでEncoderとDecoderの例を載せておきます。 # Encoder設計ツールimport itertools# kernelとstrideの組み合わせ

      • 音響特徴量抽出ツール使用メモ -AUDIO COMMONS AUDIO EXTRACTOR-

        はじめに研究で音声データから音色に関する音響特徴量を抽出する必要があり、いくつかのツールを検討していました。有名なものだと、Librosaやessentiaがあり以下のリンクでどの様な特徴量が抽出できるかをまとめました。 今回は、他のツールに比べて、音色に関する特徴量抽出が充実している"AUDIO COMMONS AUDIO EXTRACTOR"を使用しました。 AUDIO COMMONS AUDIO EXTRACTORとは?音声データの自動分析用ツールで、音色やリズム情

        • MaxでUIをつくりたい -jsui MGraphicsで正弦波を描画する-

          はじめにMaxでUIを作ってごにゃごにゃしたいという気持ちが出てきた。 諸先輩方の作ったM4Lアプリを見ていると、jitterを使ったものと jsui を利用しているものがあり、3次元的な複雑な描画をしないのであれば、スクリプトベースで融通が効きそうなjsuiが良さそうだ。 不思議なのが、MGraphicsとSketch objectという似たような関数がありどっちが良いのか分からないが、前者の方が使っている人が多そうなので(多少ではあるが、YoutubeでTutorialも

        pythonでVSTをいじれる"Dawdreamer"を試してみる

          3次元リニア補間法を用いたUI

          はじめにUIを検討する際に、3次元空間上で8つのパラメータをモーフィングする方法を検討していた時に、画像処理の分野で用いられるバイリニア補完法を知り、これを3次元に拡張すれば上手くいくのではないかと考えました。 バイリニア補完法とは?バイリニア補間法(Bi-linear interpolation)は、周囲の4つの画素を用いた補間法です。周辺の輝度値を線形に補完する方法です。詳しくは参考資料にて 参考[1]:https://algorithm.joho.info/imag

          3次元リニア補間法を用いたUI

          mutable instruments cloudsの回路を読んだメモ

          良いグラニュラーシンセのギターペダルがないか探していた時に、cloudsの回路もソースも公開されてるからこれをギターペダル化したらいいんじゃないかと思い読み始めた時のメモ 案の定、既に世の中にはやってる人がいて 作る必要ねえなとなってしまったけれど、とりあえず勉強したことは残しておこうと思いここに残します 回路図Mutable instrumentsの公式で公開されている。ソース等は別途Github上から見ることができます 1.Main Processor 特筆すべ

          mutable instruments cloudsの回路を読んだメモ

          クラドニ図形をExcelでシミュレートする(Not VBA)

          やり方だけみたい!という方は後ろからどうぞ クラドニ図形とは?金沢健一さんのパフォーマンスは素敵で、クラドニ図形が描かれる様がよく分かります。このクラドニ図形をシミュレーション上で再現する事で簡単に可視化を行いたいという事と、きちんと技術的な要素を理解したいというのがモチベーションです。 なぜExcel?自分にとって馴染みがあって簡単だったからというのが理由 ProcessingやPythonの様な簡単にビジュアライズできる様な言語でも良いし、Houdiniみたいな物理

          クラドニ図形をExcelでシミュレートする(Not VBA)