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幸せについて30年間考え続けた男の脳科学的ストレスハック術

冬の北海道、雪深い道を母と歩いた小学生の私。

その日、塾からの帰り道はいつもと違っていました。成績が思うように伸びず、塾をやめさせられた帰路。その時の、母からの言葉が今でも忘れられません。

「あなたは頭が悪い、いい大学にいけない、いい会社にもあなたはいけない。だからどうすれば幸せになれるかだけを考えながら生きていきなさい。」

ちょっとびっくりする言葉ですよね。母は厳しい言葉を使って私に現実を教えましたが、その言葉のおかげで、「どうすれば幸せに生きられるのか」という人間の最大の難問とも思われる課題を小学生から考え始めました。

また、私は子供の頃から体が弱く、成長するに従い過敏性腸症候群に悩まされていました。少しのストレスで体調を崩すのです。

にもかかわらず、国立大学院、私立MBA、外資系企業、ベンチャーIPOという、ストレスがかかりやすい環境でもキャリアを進めることができました。大人になった今は、強くてストレスとは無縁の人だという印象を持たれることが多いです。

この経験から、幸せに生きるためには、ストレスを感じにくい状態で健康を保つことが重要という一つの結論をまずはお伝えできるかと思います。

自分の体と向き合いながらも、ストレスを感じにくくする工夫をどのように実践してきたのか、私なりのこれまで学んできた仮説と行動を共有したいと思います。

ここから先に記載されていることは、私個人が学び実践していることであり、医学的監修を受けていないことを事前にご了承ください。

有料記事部分では、まずストレスと脳内ホルモンについて少し脳科学的なキーワードを使いながら説明して、敵(=ストレス)の全貌を明らかにします。次に、どう行動すればいいか具体的な提案を記載しました。最後にストレス源を科学的に断つためのチェックリストを掲載しています。

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