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2020.7前半にお届けした本をいくつか
2020.7前半にWEBショップ・TwitterのDM・メールでご注文いただいた本 について、書いていきます。
(紹介→購入ではなく、購入→紹介というまさかの展開!)
遠くから/近くから、見つけてくださって、ありがとうございます!!!
①家をひらく、こころをひらく
1983年から毎週水曜日に、石川県で自宅を開いて「紅茶の時間」をされている(進行形!)水野スウさんのお話。
“「対話の場をつくりたい」「自分の家をひらきたい」という方におススメです”と言ってしまうこともあるのですが…
実際には、水野スウさんの本は、「誰かと生きる人」に、つまりはすべてのひとに、おススメです。
家を開くということは、人が来てくれる可能性があるということで、それは平日はずっと都心の会社にいて地域と接点がない自分に接点をもたらしてくれる行為でもある。
— tsugubooks (@tsugubooks) July 14, 2019
自宅店舗というと、好きな物を売るお店をしたいとか夢がある人のためだけのように思いがちだけど、地域と繋がる目的でも良いと思う。
このあたりに興味ある方は、『地域社会圏主義』(山本理顕/LIXIL出版)、『IN/SECTS vol. 6.5 特集 いいお店のつくり方』(LLCインセクツ)、『きもちは、言葉をさがしている ~二〇年目の紅茶の時間』(水野スウ・中西万依/紅茶の時間)を読んで欲しい。
— tsugubooks (@tsugubooks) July 14, 2019
ぜんぶtsugubooksでも扱ってるし、1冊目は
どこでも、手に入る。注文すれば。
— tsugubooks (@tsugubooks) July 14, 2019
2冊目はもう仕入れ在庫がないで から、各書店の在庫限り。か、版元webで買うか。3冊目は、月光荘さんや熊本の長崎書店で買えるはず。中西万依さんのwebでも買える。
自分の糧になっている本です。
『きもちは、言葉をさがしている』は、今までtsugubooksの間借り先にのみ置いてましたが、近日中に通販にも掲載予定です!
順番的には、『出逢いのタペストリィ』>『きもちは、言葉をさがしている』>『紅茶なきもち』ですが、どこから読んでも大丈夫です◎
②複数の視点をもつ生き方
清澄白河時代に、大好きだったお店、背中を押してくれたお店、「gift_lab GARAGE」を運営するおふたりの本。
といっても、おふたりの物語というわけではないのです。
おふたりとゲストが2015年に交わした言葉を文字に起こし、その原稿を見ながら再び2018年に「あれからどう?」とまた言葉を交わす。その両方がおさめられているという、ちょっと不思議なかたち。
全編を通して、お二人が見る景色、ゲストの方々が見える景色を見させてもらえるように感じます。視点がぐるぐると動き、自分の見える範囲が広がるというか。そんな一冊です。
ダブルローカルという暮らし方、おふたりの本業(?)・インテリアデザインのこと、カフェという場のこと、IDEE時代やセントラルイーストトーキョー(通称CET)といった原点のお話も。
tsugubooksも、ちょこっと登場させてもらっています。
コミュ力がないから、店を開いた。それが自分たちの手段。アウェーにホームをつくるために、人に来てもらえる場をつくるために。
— 後藤寿和_書籍『ダブルローカル』出版されました! (@gift_gt) July 11, 2020
gift_のおふたりがやってることは、このおふたりだからこそできることなんだけど、別の面に焦点をあてると自分でも取り入れられるエッセンスがある。
— tsugubooks (@tsugubooks) June 28, 2019
まったくクリエイティブさがない性格で、堅い業界の総合職であるわたしでも、tsugubooksをやっていけると思わせてくれた。#ダブルローカル #gift_lab
“「ダブルローカル」とは、どれも同じ重さの愛すべき「地元」として複数の場所を行き交うこと、そして、この生活や経験を通じて得た視点のことです。
— tsugubooks (@tsugubooks) June 28, 2019
2つの拠点を、日々の暮らしと仕事の両方の本拠地として、どちらも「地元」=マイ・ローカルだと思いながら、生活し、営みを続けること。”
“これは、従来型の、富裕層の人々が田舎に別荘を持つことや、⁰一家の主人が単身赴任して別邸をつくることとは、まったく違うライフスタイルなのです。”
— tsugubooks (@tsugubooks) June 28, 2019
ダブルローカル講義の案内文で、いちばん好きなところ。
間借り本屋先のカフェ、会社、住み開きの欅の音terrace。
— tsugubooks (@tsugubooks) June 28, 2019
すべて愛すべき地元だし、すべて関わり方が違うから視点がくるくる変わる(変わらざるを得ない)。でも自分はどこに行っても、一定。まちや会社やお店に、そっと自分もいる感覚。「レイヤーを重ねる」と池田さんは言った。
移住もいい。Uターンもいい。多拠点居住もいい。
— tsugubooks (@tsugubooks) June 28, 2019
でもわたしはダブルローカルの考え方、暮らし方に惹かれている。それは自分を生きやすくしてくれた。仕事にも本活動にも、いきている。
みんなに合うわけじゃないけど、確実に自分のように救われるひとはいるはず。
本たのしみだなぁ。
③求められ続けるノンフィクション
ベンガルで歌い継がれ今日も誰かが口すざむバウルの歌。
その謎に迫るノンフィクションが、
『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』(幻冬舎/2013.2)→『バウルの歌を探しに バングラデシュの喧騒に紛れ込んだ彷徨の記録』(幻冬舎文庫/2015.6)と経て、今回『バウルを探して〈完全版〉』(三輪舎/2020.6)として新たに刊行されました。
3度も、世に出たわけです。パチパチ。
単行本も文庫本も在庫がなく、メルカリやAmazonで高く出ている時期がありました。それが、また新刊で買えるようになるのは、うれしい。
と同時に、写真がたくさん加わり、贅沢な造本となり、まったく違う本になったようにも思えます。(大変に良い意味で。)
著者・川内有緒さんの別の書籍『空をゆく巨人』をtsugubooksで販売している時、何人かのお客さまに「バウルはありますか?」と訊かれ、自分の蔵書を貸して店頭で読んでもらったことも。
ぜひ手に取っていただきたい、一冊です。
川内有緒・中川彰『バウルを探して〈完全版〉』の発売日は明日6月27日(土)ですが、早いところでは今日から店頭に並びます。
— 中岡祐介|三輪舎 (@yusukenakaoka) June 25, 2020
毎度のことながら一冊つくるのに時間をかけています。元々は幻冬舎から刊行されていた本を故・中川彰さんの写真を含めてまったく新しい本に仕立て直しました。 pic.twitter.com/RJINSKxU9U
本活動おやすみしている間に、素晴らしい本が出ていた…!
— tsugubooks (@tsugubooks) June 24, 2020
『空をゆく巨人』を買ってくれたお客さんに、「バウルはないですよね…?」って訊かれたことも(文庫版の在庫無が続いていたので)。
『バウルを探して〈完全版〉』おすすめです、ぜひこちらの本屋さんからー!(うちも仕入れますがっ) https://t.co/04zEqfCA2y
④多くの人に知って欲しい、備えの知識と被災後のこころとからだ
熊本で先日大雨がありました。
親戚のほとんどが熊本にいるtsugubooksにとって、とても身近で、心配なニュース。
もちろん、他の地域の方もご無事で…と願うばかり。
熊本地震のときの体験を描かれているこちらの漫画は、一生売り続けたい本のひとつです。
被災地での食事や水事情、お風呂のこと、猫との暮らし、出会いなどを静かに描いた作品。ぜひ平時に読んでおきましょう。
(心が受け付けない時には、無理して読まないでくださいね。まずは、ご自愛ください。)
ウオズミアミさんの『ひさいめし〜熊本より〜』、15人以上の方にお届けできました。まだ数冊https://t.co/k4sPzP1ATHさんの本棚で販売しています。
— tsugubooks (@tsugubooks) April 16, 2018
ずっとお届けし続けたい本、です。 https://t.co/fKG4KYzwvE
ウオズミアミさんの『ひさいめし〜熊本より3年〜』が届きました!
— tsugubooks (@tsugubooks) May 9, 2019
前作がとても良かったので、今回も扱わせていただくことに。(前作を教えてくださった熊本の積読書店員ふぃぶりおさんに感謝。)
tsugubooksでは、5/11土 6/2日に練馬欅の音terraceで販売するほか、通販も予定しています。#ひさいめし pic.twitter.com/Snx9UWmRag
Facebookには、珍しく長文を書いていました。
また、お届けした本については、ちょこちょこ書いていきます。
いただいたサポートは、ぜんぶ本になります!本屋さんで散財します!(^-^)