見出し画像

勝てば国立の舞台

さて青森山田との試合で一躍ヒーローとなってしまった僕は

“全国でもやれるんだ”

という自信から

“俺がこのチームを優勝させるんだ”

こんな自信に変わっていきました。

これが“過信”っていうことに気付くことはありませんでした。

とにかく色んな人からの連絡が途絶えなくて反響の大きさを感じていました。

凄いことをやったんだなと当時の僕は喜びを噛み締めてました。

作陽高校との対戦が決まり2試合続けて全国でスタメンとなりました。

全国デビューで即ゴール、次の試合でスタメンフル出場、ロスタイムゴールで劇的勝利。

“このまま上手くいく”

“次の試合も活躍できる”と

思い込んでました。

まさに調子に乗っていました。

自分の価値を見誤り、いきなり飛び込んだ全国の舞台で

“決めさせてもらった”

事に気付けず

次の試合ですぐに本来の実力が露呈してしまうことになる。

作陽高校との試合では

入りから身体は動くしタッチの感覚も悪くなく試合が進んでいきました。

前半始まってすぐ右サイドで抜け出し角度はないがキーパーと一対一の状況で迷わず打ちます。

角度がない分外側のサイドネットに外れました。

中には國吉さんがドフリーでいる状況でそのシュートを選択しました。

佐賀東戦ではシュートも打てるはずのボールを僕にパス出してくれてゴールを決めさせてもらいました。

今度は逆の状況になったが僕はそれができなかった。

“俺が”

“またヒーローになるんだ”

これしか頭になく自己中な選択でした。

迷わずシュートを打つ。

ストライカーとしては思っ切りの良さがいい方向に行く時もある。

しかし逆もあるということ。

その選択が自分勝手なプレーに繋がる時もある。

まさにこの時はそんなプレーでした。

人に感謝できず自分に驕り

間違った選択にも気付けないまでにもなっていました。

その後のゴール前での1つのトラップミスで僕は交代を命じられます。

調子は悪くなかった、身体は動く

しかし

監督は見抜いていたんだと思う。

僕の人間性を。

今だから思うけどここで交代させられて良かったなと本当に思う。

静学はサッカーよりも大事にしてる事がある。

それは人としての成長。

そして感謝する心。

試合に出る出ない、活躍するしない

ではなくもっと先の事。

もっと大事なことを教えてくれる。

これが僕の静学での財産だと思ってる。

自分自身の甘さを痛感し

作陽高校との試合に負け国立の舞台には立てませんでした。

何もできず交代しそのまま終わってしまう選手権。

本来ならばただただ悔しく自分を責めこの経験を力に変えていく

…はずでした

一度味わってしまったヒーローという経験は僕の成長を遅らせてしまうことになる。

いうことで今回はここまで笑

いつもひっそり更新してるのを見て頂きありがとうございます^ ^

またなるべく近いうちに更新するので見てください!笑

それでは🙋‍♂️

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?