汚いライブハウスから来ました

2024年の初日、いかがお過ごしでしょうか。
実家でボーッとテレビを眺め、暖房を浴びてすっかりぬるくなった缶ビールを流し込む。
人間これくらいがちょうどいい。そんな元日です。

紅白、見ましたか?
というより10-Feetのパフォーマンスを見ましたか?

10-Feetはもちろん好きだし定期的に聴きたくなる時がある。
紅白でも、いつもの彼等はブレることなく、生の熱量溢れる演奏だった。

でもそういうレベルじゃなくて、もはや日本の「バンド」として何か一段背負ったものを感じた。
日々我々の生活を彩るJ-POP勢、圧倒的クオリティのK-POP勢、貫禄の昭和歌謡勢。
一視聴者として本当に全て楽しく見ていたが、10-Feetは何か一枚プラスで心にくるものがあった。

音楽の原体験がバンド音楽だった人間はみな共感してもらえると思うが、自分は正直これまでの人生を通して、友人との会話で音楽観を共有出来た経験があまり多くない。
だが、昨今のフェスブームやsnsを通したバンド音楽の大衆への浸透を踏まえ、2023年紅白への10-Feetの出場は、何か一つの集大成を目にした様に感じた。
上手く言語化出来ていないことが心苦しいが、"オレたちの思い"というものがあるなら、それがあの瞬間報われた様な気がする。


10-Feetにありがとう。
オレたちに乾杯。
チバユウスケに愛を込めて。

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