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華麗なる変装への、美しき文具

90年代、少女だった人々は、みな、太陽系の惑星を英語名でいえるという、大ブームを巻き起こした美少女戦士セーラームーン。

小学生6年生で雑誌の「なかよし」を購入するのはなかなか恥ずかしい時代背景ではあったが、私はセーラームーン連載初期までは月刊連載を購入していました。

当時、毎週金曜の夜には、我が家に妹のお友達親子が集まって大人はビールをのみ、子供たちはセーラームーンのアニメ放送を観るという夜会が繰り広げられていました。
もちろん、はじまる時間までは、小さい子達に混じってセーラームーンごっこをするのです。

なにが悲しいかな、幼児さん達相手に私が演じるのは妖魔。
しかも、マーキュリー専用の手のひらサイズのパソコンなどを紙とペンケースで自作して、戦いの前に美少女戦士たちに配布して差し上げるという・・・しもべ系妖魔。

アイテムとの出会いの場面がエモい

セーラームーンを連載していたあの頃のゲームセンターって、今ほど景品に恵まれていなかったように思います。
キンケシみたいな、単色塗りのちいさな人形とかガムが景品だった気がするのですが、
この物語では、
うさぎちゃんがセーラーVゲームの筐体を足蹴りすると、ついでに出てくる景品・・・

というていで、変装ペンをゲットするわけです。

器物破損とかそういう事はさておき、(景品もゲーム筐体も、ルナの用意したものというのもあるけれど)
本当にこのシーンが夢があるなあと思いました。


美しき文具

この変装ペン(当時のバンダイでは、ライトな変装ペン)。武内直子先生の儚さとキラキラあふれる原作版のデザインと、当時バンダイから発売された同アイテムのおもちゃのデザインが双方イメージ通りで素晴らしかった。

原作は細身なんだけれども、赤い宝石部分と、金メッキと、やわらかピンクが、1989年版魔法使いサリーのおもちゃシリーズとリンクするようで本当に美しいです。
無駄のない、完璧なデザイン。

いろんな職業の女性に変装できる、ひみつのアッコちゃん風味に、サリーちゃんデザインをもってきて・・・さらに登場シーンがドラマチック!
そして、ペンとして実用できる。

心が踊ってしょうがない。
私は特に、実用できる魔法玩具ずきなのであります。

魔法アイテム黄金カラー

柔らかピンク+金メッキ+赤い宝石

ここに、艶やかな微クリームホワイトが加わる場合もある。

これが、基本の昭和〜平成の、魔法玩具の黄金カラーかなと思っています。
赤ベース玩具も好きです。

昭和〜平成のプラスティック部分の色味と艶って、何年経っても忘れられない。
艶やかさが1番のポイントだと思います。

令和の現在も手に入る王者感

この記事の画像に写る変装ペンは、数年前にガチャでゲットしたものです。
そして、令和の今でも、どこかしらにこのデザインの商品が売られている。
欲しいと思えば、購入する事ができるのです。
定価で!


当時は大人ぶって欲しがらなかったけれど、やっぱりかわいいものはかわいい。
欲しい。
そんな大人な乙女の祈りに応えてくれる、美少女戦士セーラームーン。
壮大です。

日本を超えて、世界中で愛されるには訳があって、80〜90年代の魔法or変身少女作品には共通して、あるたくらみがあったように思います。

特に、美少女戦士セーラームーンコードネームはセーラーV
は、そのたくらみがよく練られていたなと10代だった私は当時に思った。

それはまた、ちょっと意地悪モードの投稿の際に綴ろうかなと思います。

今回は、大好きな変装ペンのお話なのでね。
ではまた。

◼️コーデ小物
マジー デコ フェアリー ルージュ/コスメデコルテ
ルージュ ヴォリュプテ シャイン/イヴ・サンローラン

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