骨が好きなのは、きっと残るからだ
なぜか骨が好き
生きている人間の骨を感じる場所を触ることが好き
指の関節
くるぶし
肩の上の出っ張ってるところ
鎖骨
肩甲骨
ひじ
腰
なぜ好きだと思うのかぼんやり考えてみた
たぶん骨以外
人は変わってしまうからだ
想い、
皮膚、筋肉、脂肪
質量や弾力
もちろん骨も変わるけど
皮膚の上から触ってもあまり変化がない
人は変わるから身体の芯である骨に触れたとき
人の本質に触れたような気分になる
それに想いや皮膚などはあまり掴んでる感覚がない
骨があるから掴んだ気になる
骨のことを考えているうちに
骨が好きになったきっかけであろうことを思い出した
原爆ドームで見た人の骨だ(歯だったかな)
骨は死んだ後も残る
死後50~100年くらい残る
肉体がなくなっても
その人が生きていたことを覚えている人がいなくなっても
骨は残る
骨の他に
作品だったり映像も残るけど
やっぱり私にとって人を深く想うには”実体”との思い出が必要だ
同じ時を生きて
同じ空気を吸って
同じ(じゃないときもあるけど)思い出が必要だ
だから”実体”が残る骨が好きなんだ
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