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2024/01/27 キモ因果

時間が余ったので文字を打つ。全くやることが無いわけではないが、どうにもやる気が起こらず、ただ何もせずぼーっと過ごすには暇すぎる。そんな時には文章を書くと気がまぎれる。

もうすぐ、私の身から学生という肩書きが消える。消えてしまう。6歳で小学生になってからというもの16年間(だよね?)、ずーっと学生でい続けたのだからあまり実感が湧かない、が、終わるらしい。これからは学生ではなく社会人になる。なれるのだろうか。

4月1日からは社会人になるわけだが、学生から社会人への移行はグラデーション的になされていくものだと思っている、のに、いつまで経ってもその兆しが現れてくれない。内定先の研修などを幾度か経て、少しずつ「働く」ことのイメージが形を伴ってきたけど、それでも自分の中身はあまり変わらない。このままでいいのかな、良くないよなぁと思いながら、友達と社会に出る恐ろしさをボソボソと共有している。あと、本当に卒業できるかっていう不安。

しかしとりあえず、今は学生身分であることに変わりはないため、その恩恵をたっぷり受けて楽しむぞー! と思ったら、やりたいことがモリモリ出てきた。行きたい場所がたくさんあって、やりたいこともたくさん残っている。やりたいことが100個あるとして、多分85個くらいは叶えられないまま卒業するんだろうな、と思っている。

その中の一つに、旅行がある。とにかくたくさん旅行をしたい。いろんなところに行っていろんなものを見たい。

お金は無いけど、行ければ行けるほどいい。なんなら近くでもいい。
私が学生時代に出会い、今でも交友が続いている人々は感覚のチューニングが合う人たちが多く、心動かされるもの、楽しいと思うもののピースが合う瞬間に何度も助けられてきた。そんな人たちのチューニングの総決算、のような気持ちでいる。同じものを見て、楽しー! となりたい。

と、思っていたら小学校以来の親友から「同人イベントに出たいんだよね」と相談された。
ええ!?

彼女は私にカゲロウプロジェクトを教えた人で、私はカゲロウプロジェクトのせいでオタクになった。カゲロウプロジェクトに出会って人生がおかしな方向に傾き始めた。私の人生の全ての因果が彼女にある。

人生がおかしな方向に傾いた結果、私はこの大学生活で小説を書きまくり本を出しまくり同人イベントに出まくり、もっと人生が傾いたのだが、そのきっかけとなる爆弾(と言ったらカゲロウプロジェクトに失礼かもしれない)を私に投げてきた彼女が、はあ、同人イベントにですか!

じゃあ私も一緒に行くよ、と言った。即答。

そんなこんなで、学生生活を締めくくる旅行第一弾は同人イベントの参加に決まった。チューニングがどうとか言ってる場合じゃない。

彼女に出会ったのは16年前。16年前の因果がこんな形で結ばれるとは思わず、めちゃくちゃウケている。私がオタクになるきっかけを作った張本人と10年を越える時を経て一緒に同人イベントに出るの、面白すぎる。

ともあれ私が東京ビッグサイトの地を踏むのは1年以上ぶり。本当に楽しみ。ビッグサイト、本当に大好きな場所だから……。

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