2024/04/23 分かりません!やったことないです!
めっちゃくちゃ眠いので短めに。そして適当に。
毎日のように、いや毎日「わかりません」と「やったことないです」を言いまくっている。「わかりませんやったことないです星人」というあだ名がついてもおかしくはない。しかし“マジ”で何もわかりませんし、これまでの人生何もやってきてないです。今日先輩からもらった沖縄みやげのちんすこうがめちゃくちゃ美味かったのは分かります。
4月も第4週になり、新卒社員の研修も実務が大半になってきた。私もいよいよ実務に入ることとなったのだが、とある問題が浮き彫りとなっている。あまりにも何も知らないのだ。私が。
Mac使える? 使ったことないです。フォトショやイラレは使ったことある? 使ったことないです。Excel分かる? あまり分かりません。マーケティングの勉強をしてきたことは? してないです。……。
おそらく上司の皆様も「新卒は分からないことだらけなので優しく教えてあげましょう」と上部から指導がされているのだろうとは思うが、こうも“分かりません。やったことないです。”が続くと流石に呆れてしまうのではないか、と思う。しかし! ここで少しでも知ったかぶりをしても後々己の首が絞まるだけで何の得にもならないので、やっぱり「分かりません」「やったことないです」と答えるしかない。ここでの知ったかマウントって本当に意味が無いから。相手はプロなので。不勉強で本当にすみません、でも分からないし、やったことがないんです。今までずっと、文章を書くときはWordか縦式だったし画像加工をする時は無課金のアイビスペイントばっかり使っていたんです(このnoteに使っている各グラフィックも全てアイビスで制作している)、なんにも勉強してなくて、本当にすみません……!!
あっでもでもでもでも、リカバリーのために「これできる?」と聞かれた時には「やってみます」とは答えている。これ偉いね。これ偉いことですよ。これ偉いです。ちょっとしんどくなったので、一旦偉いのコーナーを挟みました。偉いのコーナー終わり。
話を戻します。
自分の無知を認め、他人に開示することはかなり辛い。「分かりません」と言うたびに自分の矜持がはらはらと剥がれてしまうような感覚になる。
上長に「津田さんがどんなことを得意とするのか知りたい」と問われ、すぐに答えが出てこなかった時も同じ感覚に陥った。私の強み。私の強みって、何でしょう。文章が書けることは、これからは強みではなくベースになる。文章が書ける、じゃあどんな文章が得意なのか。とてもじゃないが「アイドルについてドバドバと押し寄せる感情を言語化し共感を得ることが得意です」と言ってどうにかなる仕事ではない。ええと、とだけ呟いてからしばらく黙ってしまった。はらはらと矜持が落ちる音がする。
無知の知。ソクラテスは偉大やね。普通に考えて、哲学というとにかく考えまくる学問で「自分は何も知らないということを理解するのが出発点だ」と理解し提唱するのってヤバすぎる。その時の自己肯定感の落ちる音なんて、はらはらどころの話じゃないだろう。スゴン! くらいは鳴ってそう。己の無知を理解し、他者に共有するのってヤバすぎる。ソクラテスが「無知の知」をいいことだと言ってくれてるからまだ耐えてる、みたいなところありますからね。
分かりません、やったことないです。多分今後もたくさんこの言葉を言っていくんだと思う。一年後くらいには30分の1くらいに減ってるといいな。まあまあ大概分かって、まあまあ大概やったことのある人になれたらいいなと思いつつ、明日も「分かりません」「やったことないです」を言いまくります。これもまた新人の特権。