見出し画像

株式会社日添とは何なのか。~4つの事業を説明します編。その②つなぐ事業~

前回の記事では活かす事業について説明させていただきましたが、
今回は、「つなぐ事業」について。
▼前回の記事
日添の4つの事業、1つ目:活かす事業

1回書いてみて思ったのですが、これはもっと表現をブラッシュアップしなくてはいけないですね。あとから内容を再編集する可能性があります。

日添の4つの事業、2つ目:つなぐ事業

つなぐ事業は、五木村(の中の会社やさまざまな機会)と村外の人をつなぐ、という事業です。

田舎であればどこでもそうなのかもしれませんが、シンプルに人が足りません。その人手不足は、大きく(本当に大きく)分けて2つに分かれると思っています。

①労働者としての人材の不足
工場で働く人、店舗で接客をする人、事務をする人、林業や建設業の現場で働く人、日常の仕事をぐいぐい進めてくれる人が足りない、というパターン。

②経営者やプロジェクトマネージャーとして新しいコトを進める人材の不足
書いている通りです。社長の右腕だとか、新しい商品を開発・プロデュースしていくような人材も足りない。

それで、この2つを解決するというのがもちろん目標の1つなのですが、込めている気持ちはそれだけではありません。それだけだと、リクルーティングの会社になっちゃいます。それなら、プロの会社に任せた方が良い。

そうじゃなくて、私たちだからこそできる、企業側も働く側もお互いのやりがいを尊重しあえるようなマッチングを作っていきたい。その採用枠のことだけでなくて、五木村の暮らしとか、それこそ前回の記事で紹介したような五木村の人々の生き様に触れられるような採用枠を作っていきたい。

そう思って、以下のような仕組みとサービスをやっています。

今のところのつなぐ事業の5つ枠組み(2020年2月18日時点)

後ほど説明しますが、今のところ5つのマッチングの枠組みを持っています。が、どれもスタートや順序は同じです。

▼ ヒアリング
人材に困っている企業さんや事業者さんへ、どんなことに困っているのか、どんな人がいてくれたらいいのかを聞く。めちゃめちゃ聞きまくる。

▼ プロジェクトを構想する
この事業者さんに、どんな人がマッチングして、どんなことが起こると最高に良い状態になるのかを妄想する。(=プロジェクトを構想する。)

▼ プロジェクトを設計する
こんな人がいて、こういう働き方で、こういう目標を掲げて、こういう動き方をしたらよいのでは?ということを考える。(=プロジェクトを設計する。)

▼ 募集要項をつくる
上記で出した働いてほしい人が「私が呼ばれてる!」と思うような募集要項をつくり、発信する。

▼面談や面接を介してマッチングする

▼マッチング後、プロジェクトがうまくいくようにフォローしていく

特に、プロジェクト設計が驚くほど重要で、誰に何を目指してどう行動してもらうのか、ということを考えるのが本当に重要なんです。
事業者さんにもメリットがあり、働く側にもメリット(働く側にとって働く意味のある、面白いプロジェクトである)があるということ、どういう人材をどういう枠組みでマッチングするかを重要視してます。

どういう枠組みを使うかは、事業者様の状況やどういう状態を目指しているかで判断基準が異なります。今、うちの会社では以下の5つのサービスをもっています。

株式会社日添つなぐ事業一覧

①社会人の転職(フルタイム)
②社会人の副業・兼業
③大学生の長期(6カ月以上)実践型インターンシップ
④大学生の短期(1カ月以上)実践型インターンシップ
⑤繁忙期・連休時期のアルバイト

それぞれで、特徴や活用ポイントが全然違うので、さすがにこの記事には書ききれないのですが、いつかどこかで細かいことも書いていきたいと思っています。

とにかく、事業者さんの状況によって、どういう枠組みを使うか変わってくるのです。(これもいつか詳しく書きたいなあ。)

例えば、とにかく繁忙期の人手がほしいんだ!という事業者さんには、「繁忙期・連休時期のアルバイト」として、「旅行だけでは物足りない、旅をしつつ地域のことをもっと知りたい」と思っている人をマッチングし、繁忙期の人材確保として役立てていただく。

自社のECサイトを持っているけれど、販売促進の動きをとれていない!という事業者さんには、「社会人の副業・兼業」として、「地域の商品を販売していきたい!地域の仕事に遠隔で携わりたい!」という都市部の人材をマッチングし、自社の人材だけでは賄えない分野で役立てていただく。

とある商品のマーケティングをしたいけど、なかなか調査が進まない、という事業者さんには、「大学生の短期(1カ月以上)実践型インターンシップ」として、「マーケティング調査」に関心のある大学生をマッチングし、いつもやれてなかったことを進めることで役に立てていただく。

本当に例えば中の例えばですが、こんな感じです。

事業者さんの本当に困っていることを解決するために、「どういう人をマッチングしてどういうことを実現してもらうか」というプロジェクト設計が、とにもかくにも大事なんです。

この5つの枠組みをもっていることで、何が良いのか。

●事業所さんにとっていいところ
・地域の事業者の課題は少数多品目。一つの枠組みでは解決できないことの方がたくさんなので、いろんな関わられ方があったほうが良い。
・②~⑤のプロジェクトは期間限定だから、人を一人採用するよりコストやリスクが低く、新しい人材を取り入れやすい。
・②~⑤に関しては、移住・転職よりハードルが低いので、新しい人材に出会いやすい。

●働く側の人材にとっていいところ
・自分の距離感で関わることができる。
・期間限定のプロジェクト型だから関わりやすい。

さっきから五木村五木村言っていたのですが、実は、村外でも同じよう人材マッチングをやらせていただいています。
これまでのマッチング数は10社50名程度でしょうか。

五木村のファンから五木村の広報部・営業部へ

もちろん、個社の課題を解決するためにやっていますが、これは、面としての意味があるとも思っています。これまで読んでいただいたらわかると思いますが、②~⑤の関わり方は、移住ではありません。つまり、その時に来てくれた人材はいずれ帰ってしまいます。

でも、それが良いと思うんです。

帰ったその土地で、五木村で働いたことを発信してくれる、もし、働いてくれていた期間中に五木村のことを好きになってくれたら、もう一度遊びに来てくれるかもしれないし、五木村のものをネットショッピングで購入してくれるかもしれない。

もっと関わりたいと思っている人は、例えば、五木村の事業者さんが催事や出店行事で東京に行ったときに、その出店のスタッフとして手伝ってくれるかもしれない。

なんなら、期間限定でハードルが低いから参加してくれていた人が、五木村のことを機に行っちゃって、いつか移住してくれるかもしれない。

まずは、そんな風に五木村のことを思ってファンでいてくれる人を見つけてるために、いろんな枠組みの関わり方を用意しています。


たくさんの人が、自分の心地よい距離感で、五木村のファンでいてもらうために。そして、五木村の事業者さんが、新しい人と出会い、自社のプロジェクトをちゃんと進めて売上を上げるために。

つなぐ事業についてはこんな感じです。
なんだか伝えたいことをちゃんと伝えられていない気がするので、またいつかリライトしますね(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?