The Dark End of the Street 歌詞と対訳

楽曲について

The Dark End of the Street / written by Chips Moman, Dan Penn
サザン・ソウルを代表する職業ソングライター、ダン・ペンの代表作。初出は1967年のジェイムス・カーの歌唱ですが、その後フライング・ブリトー・ブラザーズ、リンダ・ロンシュタット、ライ・クーダー等、白人/黒人、男性/女性の垣根を超えて多くのアーティストによって歌われるsongwritingの金字塔です。

曲を聴く前にイメージしたいこと

暗い通りの片隅で、人目を忍んで出会う男女。曲のテーマはズバリ「不倫」で、敬虔なアメリカ南部の人だからこそ、こういった楽曲を通じてカタルシスを得るのでしょう。
とにかく最初の4ラインのライミングの見事さでグッと惹き込まれます。終盤、男性が「街中でバッタリ会っても、俺はお前を知らんぷりするから」と言ったのに対し女性が泣き出してしまう描写は、まるで映画のワンシーンのようですね……それではどうぞ!

歌詞と対訳

At the dark end of the STREET
暗い通りの片隅は
That's where we'll always MEET
いつも 俺たちの逢瀬の場所
Hiding in shadows where we don't BELONG
陰に隠れろ そこは俺たちが居てはいけない場所
Living in darkness to hide our WRONG
暗がりで息をひそめる 俺たちの過ちを隠すために
You and ME at the dark end of the STREET, You and ME
俺とお前 暗い通りの片隅で 俺とお前

I know that time's gonna take its TOLL
時が経てば 犠牲が求められることになる
We'll have to pay for the love that we STOLE
奪った愛の代償は 払わなければいけない
'Cause it's a sin and we know that we're WRONG
罪であり 過ちとわかっているだけに
Oh, but our love keeps coming on STRONG
ああ、俺たちの愛は深まるばかり
You and ME at the dark end of the STREET, You and ME
俺とお前 暗い通りの片隅で 俺とお前

They're gonna find us, they're gonna find us
いずれ見つかる いずれ見つかる
They're gonna find us someday
いつか 必ず見つかるんだ
We'll steal away to the dark end of the STREET, You and ME
人目を忍ぶ 暗い通りの片隅で 俺とお前

If you take a walk DOWNTOWN
仮に お前が街中で
And find some time to look AROUND
探すように あたりを見回して 
If you should see me and I walk on BY
俺を見つけたとしても 俺は知らない振りをするから
Oh, darling, please don't CRY
ああ お願いだ 泣かないでくれ
Tonight we'll MEET at the dark end of the STREET, You and ME
今夜会えるから 暗い通りの片隅で 俺とお前

  • 3番の歌詞はバージョンによって異なるようですが、筆者はフライング・ブリトー・ブラザーズのバージョンを参考にしています。

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