それは毎日を幸せにするシューズ。ホカ・オネオネ ボンダイ6
1. ホカ・オネオネというブランド
北海道の片田舎に暮らす私が、今更下手な説明をする必要も需要もないでしょうから興味のある方は下記のリンクからご覧になって下さい。
誤解を恐れずに簡単に言うと厚底シューズのメーカーです。以降は「ホカ」とか「ホカオネ」と呼称します。
2. ホカを選んだきっかけ
昨年2020年の3月。私は体重が増えに増え、着々と人生MAXウエイトを更新しておりました。当然、体は重く、好きな服も着られなくなってきて、このままではひとり娘も一緒に出かけてくれなくなってしまうといった窮地に立っておりました。そこで一念発起、ダイエットのためにランニングを始めたのですが…たった一度のランニングで両膝を破壊してしまいました。数少ない友人のひとりに「靴マニア」がいるので「ヒザに優しい靴」を相談したところ、紹介されたのがホカ・オネオネです。山の斜面を駆け下りる競技において、ランナーの足を傷めないことを目的として作られた、とのこと。
結論を言ってしまうと大正解。体重は1年掛かりで10kg減。身体のどこも痛めることなく毎日のランニングや、ウォーキング習慣を心から楽しんでいます。
3. フラッグシップたるボンダイシリーズ
よし。何かヒザに良さそう。でもどれを選ぼう。
答えは簡単。一番良いものを選べば良いのです。ちょうどその当時、ホカの公式サイトではセールをやっていて、当時最新のボンダイ6は定価の40%OFFで税込13,000円くらいでした(今日現在最新作のボンダイ7の定価は税込み21,300円です)。そしてこのボンダイはホカのラインナップ中最もソールの厚いモデル。その厚さ5センチ。これはもう、ボンダイを履け!という運命の巡り合わせとも言えるタイミングです。冷静に考えると、アスリートでもランナーでもない私が運動靴に1万円以上を費やすなど笑止千万ですが、全く後悔していないところか、その後我が家には家人のものも含めて8足のホカが靴棚に並んでいます。
下の写真は、左からクリフトン6、ボンダイ6、スティンソンMIDゴアテックスです。私のボンダイ6はソールの上部をアッパーと同じ色味で塗装されいて少し分かりづらいのですが、圧倒的な厚みが分かって頂けるでしょうか。実はここに上げた3足、全て履き味というか使用感が明確に異なります(それは別の機会に)。
4. ボンダイ6の使用感は…
月並みな表現で大変申し訳無いのですが、とにかくクッション感が特徴です。一歩踏み出す毎に、まるで雲の上を歩いているような…(諸にそんな名前のメーカーありますが履いたことありません)いや、雲の上を歩いたことなんて実際にないのですが、歩けたらこんな感じだと思います。下り勾配や階段を下りるときなんで感動しますよ。誇張なしで衝撃全吸収です。私は典型的なヒールストライカーで、踵から着地させますが「踵→中足部→爪先」という着地のプロセスの中で終始クッションの存在を感じることができます。
車輪を模して爪先と踵を削ぎ落とした「メタロッカー」という技術が落とし込まれていますが、これがまた足運びを楽にしてくれるんです。
https://www.hokaoneone.jp/technology.html
これだけ御託を並べておいて言うのも気が引けますが、理屈抜きで「踏み出す一歩一歩が楽しい!」が、ホカに感じる最大の魅力です。
5. ものづくり大好きオタク的視点から…
まずは、クリフトン6と比較してみましょう。
(左の青い靴:ボンダイ6、右のオレンジの靴:クリフトン6)
写真で質感の違いが伝わるでしょうか。ボンダイの踵内側とタンの裏、生地がとってもシルキーで足入れが楽なんです。すべすべしていてサラサラです。クリフトンの方は見るからにザラザラしていますよね(普通はこうですよね)。
この黒い4本線のストライプ、綺麗に貼られていますね。大量生産品としてここまでヨレがなく、糊もはみ出さずに貼れるというのは凄いことです。美しい。アッパーはメッシュが使用されていますが、えらい風を通しますので蒸れ知らずです。逆に秋冬は寒いです。
踵周りのディテールです。中央部のグレーに見える部分は反射材。ナイトランでも安心。ものづくりオタク的には、ここでも黒とオレンジのストライプ加飾の美しさに目を奪われます。ソールの上部が黒く塗装されていますが、ホカオネの鳥が翼をはためかせているようなシルエットが青く塗り分けされています。わざわざマスキングしているのでしょうが、手が込んでいますよね。
これらは機能とは全然関係ありませんけど、良い靴を履いている感がビシバシ伝わってきます。
6. 最後に
もしこれが、一筆書きや3本線や豹のメーカーの安い靴(アンダー1万円)を買ったなら、毎日続ける習慣にならなかったでしょう。たまにホカオネじゃない靴を履きますが、もう下駄にしか感じません。ソールのクッション感など皆無です。ダイエットの効果を出し続けていることで自分自身にも自信がついてきました。たかが靴と侮るなかれ。たったの1年でホカのシューズは私の日々の生活を彩りの豊かなものに変えてくれました。困ったことにホカ以外の靴が履けなくなってしまうという中毒症状(家人も同様)に冒されつつも、今日も靴紐をキュッと結んでお気に入りの音楽とともに走りに行きます。
Time to fly!
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