2019.03.03 - 心が擦り切れない働き方

3月3日。日曜日。雨。

久しぶりの日記を書くこととなりました。2019年。つまり今年に入ってから、もうどうにもこうにも多忙を極めており、完全に私のキャパシティを超えた業務を大量に与えて頂き、そちらに奔走していた次第です。残業時間は…とここでは書けないくらいの業務量をえいやえいやとやっておりました。

ようやく、峠を越えるか…と思っていた矢先、首に激痛が走り、自分で救急車を呼ぶ形で、救急搬送されたのが、2月22日(金)のことでありました。診断結果は(CTを撮っていないので、正確ではないかもしれませんが)頚椎ヘルニア

この頚椎ヘルニアについては、もう5~10年くらい前から症状が出ていたようで、いわゆる「スマホ首」が原因で、長年の積み重ねがここにきて爆発したようです。なんということ…と思いながらも、このタイミングで発症して、これからの人生、改善の機会ができたと思って、姿勢を改めていこうという所存です。

今年に入ってからというもの、ランニングのし過ぎでランナー膝を発症しましたし、昨日定期検診で歯医者に行ったのですが、そこでは虫歯が発見されました。

虫歯が発生した原因はおそらく、昨年の8月から進めている「歯科矯正」によるものだと、個人的には考えております。

私が行っている歯科矯正については「インビザライン」と言われる、マウスピースを活用したものなのですが、これがまた1日20時間近くの装着を義務付けられており、どうしてもマウスピースと歯の間に雑菌が溜まりやすい傾向にあり、虫歯になりやすい状況になってしまっているのが原因だと思われます。

さて、このように今年はまだ2ヶ月しか経過していないにも関わらず、完全なる満身創痍状態で、細かいことなど言うと、会社で請求できると思っていた経費も10万円近く請求できなくなってしまったり、彼女への誕生日プレゼントが、右の商品と左の商品で金額がテレコになっていて、想像以上の出費があったりと、もう完全に身も心も経済状況も満身創痍と言っても過言ではありません。

**********************

こういった形で、2019年の第1Q(クォーター)を総括するのであれば、まだあと1ヶ月ありますが、とにかくハードワークをしたという認識があります。その結果、上記のような身体への影響が出てきたりもしました。

昨今叫ばれる「働き方改革」とはまったく逆を行く働き方でしたが。ハードワークも悪くないな。と最近思い始めたのです。

長く働くこと=悪

のような考え方を、マスメディアが発信するからといって、それを鵜呑みにしてしまうのも、少し違うような気もしています。

「長く働くことは、仕事の効率が悪いからだ!」という意見もありますが、半分正解であり、半分間違いです。

キャリアのどこかで非効率な瞬間というのは必ずありますし、最初からうまくいく人なんていないのに「それは会社の仕組みが悪い」などと、自分の能力不足を棚にあげて、早く帰ることだけを目的とする社員を生んでしまう原因にもなります。

私は人生で何度かハードワークを経験していますが、そのうち数回で精神を病み、燃え尽きています。(コレ自体は大きな間違いです!辛かった!)

しかし、そういうことを繰り返すうちに「燃え尽きずにするハードワーク」について考えるようにもなり、今では少しずつそういった能力を身につけられているように思います。

燃え尽きずに働き続けることによって身につけたスタミナは、長いキャリアにおいても、どこかで役に立つと思いますし、この時の経験のそれ自体はとても価値のあるものだと考えています。

一方、ひとつ注意しておきたいのは、このハードワークは「手段の目的化」を引き起こしやすいということです。ハードワークは、「成果を上げるための手段」なのですが、ハードワークそのものが目的化してしまうこともあります。

時間をかければかけるほど、成果が出るように誤解されがちですが、これは成果を出している人の多くは、時間をかけているからであって、本質的には「時間をかけたからといって成果が出る訳ではない」という点の理解する必要があります。

その理解が足りない結果、ハードワークが目的化してしまうケースがあるのです。そうすると、今度はどんどん心をすり減らすようにして働くようになってしまい、結果精神を病むという悪循環に陥ってしまいます。

*****************************

では、精神を病まないように働くためにはどうしたら良いかというと、これはもう、根性論では語れない部分で、一番は「環境」なんだと思います。

肉体的な意味では栄養をきちんと取ることはもちろんですが、一番気をつけるべきは、心の栄養です。ですので、この場合の環境とは、身体にも心に栄養を与えられる「環境」ということです。

この時の環境づくりで気をつけるべき点を、「家族」というケースもあるでしょうが、仕事は誰と進めるかというと、会社の仲間と行うものですので、このときの環境で一番に気をつけるべき点は「会社の仲間との関係性」です。

これはもう同僚と仲良くするとかではなく、とにかく1人でも良いから、心から信頼出来る人を1人見つけておく。ということだと思います。

1人より、2人。2人より3人。と人数は多い方が良いので、必ずしも1人である必要はないのですが、組織によってはその1人を見つけることも難しかったりもします。

結局人は、本能として集団で生存戦略を取る生き物ですので、いくら「自分だけ頑張っていればいい」と思っていても、それにはいつか限界がきてしまうのです。

そうではなく、組織の中に1人でも信頼できる味方を見つけておいて、その人を大切にしながら、理解してもらいながら仕事ができたら、心を疲弊させずに働くことができると思うのです。

そういった意味で、環境はとても大切ですし、その組織を自分が居心地よくするための関係構築(環境づくり)が重要になると思うのです。

こんなことを書いている私は、この後も仕事をしなくてはなりませんが、自分と同じ環境に同等の志を持って働く仲間(今は直属の先輩と上司)がいるから、頑張れているような気がします。

少なくとも、今年1年は、ハードワークでも良いような気がしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?