2019.01.02 - 右に同じ。という判断を安易にしないこと。

1月1日。火曜日。晴れ。

毎年恒例。渋谷に出向き、アパレルショップの初売りを巡ることといたしました。今回の目的は「ニット」。ニットは何着あっても困らないような気がしております。そして実際、この冬はニットが少なくて困っておりましたので、ニットの獲得を最優先として、渋谷の初売りに赴いたのでした。

渋谷という街自体、実はあまり好きではないのですが、アパレルショップが多くあることと、その移動距離もそこまで長距離でないことが私にとっては魅力的で、毎年初売りは渋谷ということになっております。

結果として、目的としていたニットを2着。早々に購入することができ、ほくほくとした気持ちで渋谷をぶらぶらしていました。

途中、カフェで休憩をしながらネットサーフィンをしていると、ちょうど年始営業について訴える老舗銘菓「虎屋」の社長インタビューがあり、それがとても良い記事でございました。

記事によると、虎屋は、国内直営店10店舗、直営以外の売店71店舗を持つ。直営以外の店のうちおよそ9割が百貨店と、深い関わりがございます。

そして、百貨店が年始に営業をするのであれば、虎屋をはじめ、そこに出店している店舗は営業をするかどうか…という判断を迫られるわけであります。百貨店が営業している以上「営業しない」という判断も非常に難しそうですが…。

日本企業はどうしても『あそこが開けているならうちも』と横並びになりがち。
※本文引用

確かに、日本企業は横並びを非常に気にするように思えます。例えば、銀行。メガバンクなどの例であれば、何かイベントなどがあれば「三井住友銀行」「みずほ銀行」が協賛しているのであれば当然、「三菱UFJ銀行」も協賛せざるを得ないでしょう。

また、東日本大震災のような大きな災害の時、テレビCMを自重する際もその判断は「TOYOTAやSONYと右に同じ」という判断を下す広報担当や広告代理店なども多かったのではないでしょうか。

「右に同じ」という判断は一見、効率的なようにも思えますが、そこに意志はないように思えます。法人のように大きな規模になると、より難しくなるということも分かります。しかし、それでは、そこに「志」は無いということにもなるのではないでしょうか。

ただ、私達は「個人」として志を持って、「右に同じ」ではない判断を下すように心がけていかなくてはなりません。

そこにある疑問に目を向けて、1つ1つ、自分で決断できるような意志を持っておきたいと思ったところでございました。

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